2017年02月の記事 | 今のところではありますが…
引きずらないコツ。

【2017.02.16 Thursday 19:49

*記事の最後に

 講座のお知らせがあります。

 

 

会議の席で

あることについて意見を求められながら、

頭の中がまとまっていなくて、

何も言えない場面があった。

 

そのあと考えて、ほぼほぼまとまって、

関係者の一人に考えを言うと、

すかさず

「えっ、まいったな。

 確かに意見には賛成するけど、

 それ、あの時言ってよお」と。

 

そりゃそうだよな。

会議で言わないで、

個人的に言うってのは、

責任ある態度とは言えない。

 

「そうだよね。

 今言われても困っちゃうよね。

 ただ

 あの時まとまってなくってさ。

 次回の会議で文書つくって出すよ」

なんて答えながら、

私はめっちゃ反省した。

これくらいのこと、

その場で

パパパって考えられなきゃやばいでしょ、私!

 

そう反省しながらも、

実は、もう一つの考えで頭の中は

興奮してた。

 

その方の

私への対応が、

アサーティブだったからだ。

 

その方は、

アサーティブトレーニングに

参加されてるわけではない。

でも、応用編でトライする

「批判への対処」を

私に対してしてくださった。

 

 

アサーティブトレーニング応用編の

テーマの一つ、

「批判への対処」で扱うのは、

例えば

「もっとやる気出してください」とか

「まともな受け答えできないの?」とか

「ほんと口ばっかりだよね」など

そのまんま批判の言葉はもちろん、

「誤字あったよ」などの指摘、

「痩せた方がいいんじゃない」などの

アドバイスや、

それを言われるとは思わなかった・・・

というような、

思いがけない言葉などを扱う。

 

受け答えに困るような、

ズバっと飛んでくる、

そんな言葉。

 

それらにどう対処するのかを学び

練習するんだけど、

その方が

見事にそれをやってのけてくれたんだ。

 

その方にとっては、

ありえないタイミングでの

私の意見表明、

つまり、

思いがけない発言だったと思う。

それに、

「えっ、まいったな。

 確かに意見には賛成するけど、

 それ、あの時言ってよお」

 

これの、

どこがどうアサーティブな対処なのか、

詳細は控えるが、

「えっ、まいったな」

という入り方は、

後々まで引きずらないコツの一つだ。

(「今このタイミングで言う?」という

 考えや困惑を押し込めてしまうと、

 引きずる可能性もある)

 

その方の自然なこの言動に

理論のバックがついた時に、

それは「使える道具」になる。

 

 

「あなたがごまかしたんじゃないの?」

いわれのない非難、

 

「信用できないので、

 担当を変わってもらう」

突然のネガティブな評価、

 

「計算間違い、またあったよ」

当たってるだけにささる批判、

 

「会議の進行、

 グダグダだったね」

きっつい指摘、

 

などなど、

生きていると

避けては通れない

「飛んでくるイタイ言葉」たち。

 

ケンカを買うのでもなく、

歯を食いしばって耐え、

恨みを募らせるのもなく、

逆に自分を責めるのでもない、

 

アサーティブな対処を

より良く生きていくための

道具の一つとして

多くの方に持っていてほしいな。

 

 

 

アサーティブトレーニング基礎編を

終了した方に受講いただける、

引きずらないコツを学べる2つの講座。

 

ひとつ目は、

<アサーティブトレーニング応用編>

批判の対処、

怒りという感情の取り扱い方、

複雑な問題を対話で解決していく方法などを

テーマとして取り上げます。

静岡では

2月25日(土)26日(日)に開催。

詳細は コチラ→

 

ふたつ目は

<アサーティブカフェin静岡>

今回のテーマは「自己信頼」。

ごっちゃになりがちな言葉、

「自己理解」「自己受容」「自己信頼」

を整理したり、

日常の自分をゆっくり振り返る時間を

持ちます。

3月11日(土)開催。

お申し込み方法などは コチラ→

 

 

 

 

ところで、

亡くなった義父が愛用していた英語の辞書には、

「assert」にラインマーカーが。↓

直訳すると

「断言する 言い張る はっきり述べる」

でも

アサーティブトレーニングで学び練習いただくのは、

相手も尊重しつつ自分の意見や感情を伝える方法ですぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

author : tanizawa-k
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谷澤 久美子
counselor