モデル 【2016.02.28 Sunday 17:41】 |
毎年年度末はこうなんだけど、 やること山積みな1〜2月。 通常のこと以外に、 家族のことでイレギュラーなこともあり、 先週は、キレそうになった。 沸点ぎりぎりで いつキ〜ッ!となってもおかしくない状態。 額にスジは2〜3本くらいできてたと思う。 心の中では 「そう何もかも、私にばっかり言わないで!」 と叫んでた。 ただ同時に 「今、私、心底参ってる」 とか 「めちゃ腹立つ」 とか 「あ〜疲れがたまってるなあ」 とか認識できたおかげで、 「私ばっかりっていうのは、 言い過ぎやな」 などと思い直すことができ、 親しい人に「なんか、参ってる」 とこぼすにとどめることができた。 そんな中、 想像できないくらい厳しい環境の中で 生きている子と話すことがあって、 その子は、 ♪ワンオク♪を聴きながらがんばっていることを 教えてくれた。 そうだよなあ。 みんな、何かの方法で自分を助けながら、 なんとかやっているのだ。 その子は、私のモデルだ。 昨日の夕方、 横断歩道で待ってる親子をみつけ、 車を停止し、二人が渡るのを待った。 渡る途中で母親の方は私に何度も頭を下げてくれた。 そして 渡りきった後で 小さな女の子、4〜5才くらいの子が、 わざわざ振り返ってぺこりとしてくれた。 私は、なんか泣けてきて(←相当弱ってる私)、 とげとげしていた心の中が じんわりとしてきた。 今日のお昼はモスバーガーのテイクアウトにした。 ドライブスルーはめちゃ混み。 注文を終わり、品を待っている間、 バイトの多分高校生の女の子は、 店と車の間を全速力で走ってる。 前の車の方は長時間待っていたイライラからか、 バイトの方が差し出した品をひったくる ようにして、車を出していった。 彼も、そこまでになる何かが あったんだろうな。 バイトの方が私のところに品物をもって きてくれた時、 「忙しいね。大変だね。 お疲れ様」 というと、 顔がパっと赤くなり、 瞳がうるんできた。 私の頭の中には、 昨日の、 振り返ってぺこりとしてくれた 女の子のことがあって、 そういうモデルをもてたことが ありがたかった。 モデルを見つけられるって ラッキーなことだなあ。 私はすでにそろそろおばあさんだけど、 もう少しおばあさんになったら、 月9「いつ恋」の八千草薫さん演じる 「しずえさん」みたいな人は理想だな。 しずえさんは地方から東京に出てきて 一人暮らしをしている若者の たまり場を作ってる。 オープンで、 そして、時々、殺伐とした都会で生きる 若者たちの心を潤す。 お互い好意をもっているのがはっきり分かるのに なかなか近づかない二人を前にして、 「一緒にいなかに帰ればいいのに。 ひとり言ですけど」 などと言う。 修羅場の時に、 何もかもぶちまけてしまった女性を 優しく抱きしめて、 その場から連れ出す様子は、 まさに年の功だった。 モデルだなあ。 今日は久しぶりに映画をレンタルしてきてみた。 「マイインターン」 ここでのロバートデニーロさん扮するベンも、 モデルだった。 若者たちに求められた時には、 彼らにはない視点を それとなくアドバイスする。 また、自分の力を発揮できずに悩んでいる女性を フォローする姿は、すごく素敵だった。 アンハサウェイさん扮する社長に 仕事ぶりを感謝されたベンは、 その自信を失っている女性の力なくして できなかったことを伝え、 認める言葉かけをしてもらえるよう 頼むのだ。 すごくすごく慌ただしい毎日だけど、 その中でモデルをみつけられるだけの 余裕がもてるようになってきたのは、 よかったな。 さて、明日は おまけの一日。 小中学校で学校保健委員会の講師を務める。 おもいっきりやってこようと思う。 |
author : tanizawa-k
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