2015年01月の記事 | 今のところではありますが…
「おかげ」の嵐。

【2015.01.27 Tuesday 08:55



今、26日連続仕事の真っ最中で
半分以上過ぎたとこ。
1つの場所での仕事ではないし、
1つの種類の仕事ではなく、
気分転換も適度にできている。

とはいえ、
弱音を吐きたくなることもあるし、
土曜の朝にはちょっと寒気もして、
とうとうきたか、インフルエンザ?風邪?
と思ったが、
薬屋さんで進めてもらった薬と
栄養剤が効き、治まった。
今朝(火曜日の朝)すこぶる体調も良く、
薬屋さんのあの女性のおかげだなあ、
症状をよく聴いてくれたもんなと
思った瞬間に、
次々と「おかげ」が頭に出てきた。

昨日は小学校の保護者の皆さんと
親子のコミュニケーションについての講座
で、
いろいろ話し合った。
どうしても私自身が語ることが多くなってしまうが、
保護者の皆さんの体験のシェアは、
すごく場に勇気を与えてくれる。
失敗談というか、やらないほうがいいと分かって
いながらやってしまうことを
シェアしてくれた方がいたり、
疑問をつぶやいてくれる方がいたり。
終了してからも、その場を去り難いように
おしゃべりされていた皆さんのことを思い出しながら、
積極的に参加してくれる方々のおかげで、
場を温めることができたんだなあと思った。

一昨年は
アサーティブの講師を目指して学んできた方々が
講師になるためのプレゼンテーションの場に、
オンブズパーソンとして参加してきた。
アサーティブを伝えていくには、
自分が日常の中で実践していることが
第一条件だと改めて考えた。
私自身が、相手の権利を侵害しない
行動をしているか?
私自身が、自分を大切にしているか?
言葉を変えると、
私自身が、他者も自分も責めずに、
日常を過ごしているか?
初心に戻ることができたのは、
講師に挑戦する方々が、
真摯にアサーティブと向き合う姿勢を
見せてくれたからだ。
厳しい場に自身を追い込んでいる姿は、
ほんと美しいと思ったし、
私も現状に甘えてはだめだと思ったな。

その前の日は
「働く女子大学うるプラス」さん主催の
ストレスマネージメント講座
の2回目。
「人間関係に振り回されない①
 〜聴く力を磨く〜」

このシリーズは、昨年度に一度行ったが、
その時に参加された方から、
一週間ほど前にメールをいただいた。
学んだことを仕事で生かせた経験を
教えてくださったのだ。
それをシェアすることを許可していただき、
披露することができた。
忙しい中で、メールをタイプしてくれる時間を
取ってくれたおかげだ。

仕事の場だけじゃない。「おかげ」は
いっぱいある。

昨日はスーパーで、3日分の買物をして、
レジでお財布を開いた途端唖然。
お金が入ってない。あちゃー!!!
「すみません。隣(銀行)行ってきていいですか?
 お金下ろしてきます』
というと、
「どうぞ、待ってますよ」と。
このスーパーは、
お正月前に義父がみかんを箱で購入したとき、
傷んでいるものがあるといけないからと、
箱の中のみかんを全部、ひとつひとつチェック
してくれたスーパーだ。
お金を下ろして、そのレジにいくと、
私の購入したものを取っておいてくれてあって、
すごく丁寧に対処してくれた。

この一週間の間に、
贈り物もいただいた。
ふたつとも久しぶりにお会いできた方からだ。

クッキーとお手紙


桜の枝。
とうとう今朝咲いた。


そして、
我が家では日曜に掃除をするが、
日曜の度にいない私の分まで、
夫がやってくれている。
掃除はもちろん、
布団干しも、
カルの周りの細々したものの買物も。
義父の夕飯の面倒も。

そして、義父は、
この1月19日で88歳になったが、
針仕事を自分でやってる。
布団の首もとにタオルを縫っていた。
「お義父さん、すごいね。
 針に糸が通るのがすごい」
と言うと、
「おお、なんとかな。
 通るうちは自分でやるよ」
と。

あ〜、
「おかげ」の嵐の中、
なんとかかんとか、年度末に向かう。








 
author : tanizawa-k
| 日常 | comments(0) |

自信を持ちたい人のために。

【2015.01.19 Monday 10:34

私は「自信」って、
絶対的に必要なものって
思ってない。

自信なんかなくたって、
目の前のことをひとつひとつやっていくこと
って思ってる。
その積み重ねで自信が芽生えたらラッキー
だと思う。

それぐらいのものだって思ってる。


なんだけど、2015年度(4月スタート)の
谷澤相談室の勉強会のテーマは
「自信がほしい人のための勉強会」
としようと思っている。


そのことで悩んでいる方は多いようだし、
ないよりあるにこしたことはないし、
自信をつけていくための方法はあるから、
それを共有できたらいいと思う。



自信には2つの視点があると思う。

1つ目は自ら育むこと。

年末の試合で勝利したボクサー村田諒太さんが、
その前に出演したCX「ボクらの時代」で、

ロンドンオリンピックで金メダルを取って以来、
プロに転向して勝ち続けてきたけど、
ずっと自信がなかったと言っていた。

「自分で成長が感じられなかったから」
とその理由を言っていた。

「勝ってはいても、
 自分で自分が成長していると
 思えなかったから、
 ずっと自信がなかった」

このことがとってもよく分かる。

どれだけ誉められても、
たくさん仕事をいただいたと
しても、
自分の成長を自分で認められないと、
なんだか不確かな土台の上に
いるような気がする。
昨日より、前回より、
ちょっとでも何か良くなっていないことを
自分で分かっていると、
表面上は成功していたとしても、
偶然や幸運のように
思えたりする。


「ボクらの時代」の中で村田さんは、
「今は自分の成長を感じながら練習をしている。
 だから、試合の勝敗は関係なく、
 今は自分に自信がある」
と言っていて、
その試合は、練習で身につけてきたことを
ひとつひとつ確かめるような、
そんな試合で、
彼の言っている言葉の背景が分かった。

自信は、
「自信をつけよう!」と自分の部屋の中で
うんうんうなったり、
目標を前にそれを唱え続けたり、
思い込もおうと言い聞かせたとしても、
それほど効果ない。

自分で育むためには
「行動」にヒントがある。




2つ目は他者からの力を
自信に変えていく視点。

やはり年末のある番組の中で、
昨年躍進されたテニスの錦織さんが
話していた。

躍進のきっかけであるコーチのチャンさんが
彼に「自分を信じろ」と何度も言ってくれた
というのだ。
 (『行動』を伴っていない時に言われても、
 きっとこの言葉は通り過ぎていくのかも)


 「USオープン(準優勝)の時も、
 ジョコビッチと対戦する前の日から、
 『Believe yourself(自分を信じろ)』、
 『絶対に勝てる』
 というのを多分1日5回ぐらい言われて。
 それで自分自身『そう思わないといけない』
 と思ったと思いますし、
 彼にはメンタル面でもいろんな助け、
 アドバイスを頂いて、
 それで自分が強くなってきていると思うので、
 テニス以外でも支えになってます」

日常のトレーニングという「行動」を
ストイックにし続けているプロのアスリートでさえ、
誰かに「自分を信じろ」「絶対に勝てる」と支えられることは、
力になるのだ。
ましてや、私たち!!!


私は金曜日、めちゃくちゃありがたい
「お年玉」をいただいた。
ある小学校で5年生対象に「心の健康」について
お話した後、校長先生にいただいたんだ。
先生は、その日の話を3つの点に絞って、
具体的にほめてくれた。

3つのうち1つだけ紹介すると、
(3つは照れるので・・・)
「当たり前にしてはいけないということを
 教えてもらった。 
 子どもたちが積極的に話し合っていることを、
 『話し合い活動が素晴らしい』と私たち教員に
 伝えてくれた。私たちには当たり前に
 なってしまっていることだったが、
 それを当たり前にしてしまってはいけないと
 思った。子どもたちに自信をつけさせて
 あげられる要素を見逃さないように
 やっていきたい。
 そこを学んだ」

こんなふうに、
「具体的に認める」ことのパワーを
私に感じさせてくれながら、
同時に誉めてくださったと思う。

年明けから、講座や講演が何本かあり、
その度に、改善点がみつかって、
凹み気味だった私は、
その「お年玉」は効果てきめん。
よ〜し、ま、いろいろあるけど、
この私でやっていこう!!!と
エネルギーチャージできた。



「自信」を自分で育むために
やったほうがいいこと、
「他者」からいただいた力を
「自信」としてためていくこと、

その両方に必要なことを、

「行動」(自己表現を含む)をポイントにして
勉強をやっていきたいな。


一回目は
4月1918日(土)!
 *先日の勉強会に参加の方には
  4/4と伝えましたが、
  静岡まつりとのことで、
  日程を変更しました。
募集は2月早々に開始します。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・
尚、今週末の
うるおいプラス 働く女子大学
「ストレス・マネージメント講座
 〜人間関係に振り回されない①
  聴く力を磨く〜」は
あと2〜3名参加可能だそうです。

お問合わせ、お申し込みは
http://www.uruoiplus.jp/course/87.html













 
author : tanizawa-k
| 日常 | comments(0) |

確認。

【2015.01.03 Saturday 21:21
明けまして
おめでとうございます。
旧年中はお世話になりました。
今年もよろしくお願いいたします。



昨年暮の大掃除の時、
床の拭き掃除をしながら、
ボロボロになった雑巾もなかなかいいな
って思いました。
柔らかくって、絞りやすくって、
馴染む感じです。

またひとつ年を重ねる訳ですが、
重ねた年なりの自分でいたいと
思う訳です。



もうひとつ、掃除中に、
びっくりしたことがあります。

駐車場から玄関までの間の
階段に飾ってある植木鉢のことです。
毎日何度も通る場所なのに
気がつかなかったのですが、
二鉢枯れていました。
気がつかなかったとはちょっと嘘で、
目には入っていたけど、
気にもならなくなっていた・・・
に近い感じだと思います。
掃除の時、
お正月のお客様の気持ちになって、
いろいろな箇所をチェックしました。
その時見つけて、
「なんで枯れてる鉢を飾っているんだろう」
と、自分でびっくりした次第です。
やば! っとなりました。
そして、早速整理しました。
で、今まで我が家に来てくれた方、
たとえば郵便局の方、
新聞配達や宅急便の配達の方、
回覧板を戻してくださった方、
ケアマネさんやヘルパーさん、
そして
「相談室」に来てくださった多くの方々は、
どう思われていたかな?と
申し訳ない気持ちと、
恥ずかしい気持ちになりました。


さて、
自分自身のことを
きちんと分かっていくことは、
自己表現や、ストレス・マネージメント
に繋がっていきます。

でも、目に見える枯れた鉢でさえ、
毎日慣れてしまうと、
見えなくなるように、
(なんて自分のだらしなさを
 一般化してしまいました)
自分自身のことを確認することは、
意識しないと難しいです。

お餅をバンバンいってしまって、
アゴが二重気味なことや、
生え際の白髪など、
目に見えることさえ、
鏡を見なければ、
なかったことにしてしまえる訳です。

自分の心の取り扱い説明書を
作っていくには、
自分自身のことを認識できていること、
必須です。

自分が凹みやすい出来事は
 どんなことか。
自分が思い上がってしまうのは、
どういう時で、
自分の良さとはどういう部分か。
改善したほうがよさそうな
 ところはどこで、
腹が立つとどんな状態になるか。
思い通りにいかないときに、
どんなコミュニケーションの
 パターンを使い、
何を大切にしているか。

自分のことを認識すればするほど、
取り扱いやすくなります。


自分を確認する方法は、
本を読んだり、
映画や演劇や絵画、書などを見たり、
今までしてなかったことを体験したり、
あるいはしなれていることでも、
今までとは違った人と一緒にしたり、
スポーツをしたり、
お料理を食べたり作ったり、
学んだり、教えたり、
誰かと話したり、
人の話を聴いたり、
つまり、「体験」は大きいと思います。

また、自分以外の立場にたって考えるってことも、
自分に客観性を与えてくれて、
そのことが自分を認識することに繋がるでしょう。

つまり、日常の中に、
自分を認識していくためのことは、
本来いっぱいあるんですよね。


そして、
私は、
今年も、
私なりに、
いろいろな方が自身のトリセツを作るための、
自己認識の機会を提供していきたいって思う訳です。



それにしても
ボロボロになった雑巾、
捨てられませんでした。
なんか馴染むんです。

そういうところからも
自分の一面を
確認してしまったりしてね。


今年もよろしくお願いいたします。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて、早速今週の土曜日、
2014年度「回復する練習」第三回勉強会
<自分の中にある力を再確認しよう>
を開催します。

内容:凹むこともあるのが人間。それを長引かせないために、
自分の中に力があることを、再確認する時間をもちます。
「力なんてない」と思われている方にも、
楽しみながら受講いただけると思います。
ただし、参加の条件がありますので、お気をつけて!
日時:2015年1月10日(土)
   午前9時半〜午後4時半(お昼休憩1時間)
会場:静岡県教育会館
対象:2014年度1回目か2回目の勉強会、
   又は2013年度谷澤相談室の1回目に参加された方
   又は、うるプラスさん主催「ストレスマネージメント講座」
  (2013年度、2014年度)に参加されたことがある方。
参加費:5000円

<お申し込み方法>
メールで以下を記入の上お申し込みください。受付後詳細をお送りします。
① 氏名 ②住所(〒番号も) ③電話番号 
④詳細をお送りする時のご希望の連絡方法(電話:携帯:fax:メール)
 *携帯メールはご遠慮いただいています。よろしくお願いします。
⑤受講の動機

メール:kumikotanizawa@gmail.com
  













 
author : tanizawa-k
| 日常 | comments(0) |


谷澤 久美子
counselor