明日の今頃はもう、コロンビア戦を終えている。
1試合でも多く彼らの試合が見たいから、
なんとか2点歳以上で勝ってほしいと思っている。
でもそれよりもなによりも、
なにふりかまわず果敢にゴールをとりにいく
岡崎選手が見たいし、
長友選手のせつなくなるような、何度も何度も
かけあがるシーンが見たい。
「俺が蹴る」と譲らない本田選手の強気が、
インタビューではもう十分だから、
試合の中で見たいと思ってる。
ザッケローニ監督が
21日は休養することに決め、
その後記者会見を行ったが、
それを全文読んだ。
パワープレイについても、
交代枠をひとつ残したままギリシャ戦を終えたことも、
誠実に説明する責任を果たしている姿に、
心打たれた。
長い会見の最後に
彼の言った言葉・・・。
「結果がついてこないときこそ、監督が前に出て話すべきだ。
うまく戦えない理由に、頭でブレーキがかかってしまって
いるのではないかと考える。初戦の結果が2戦目に響いた。
これまでの素晴らしい戦いについて話してあげたいし、
変わらず信頼しており、能力的にもできるメンバーだと
伝えたい。最後になるが、選手と対話をし、次の試合、
絶対にやってくれる。(会見をしている時刻)4時20分の
心境を言うと、非常にポジティブだ」
この中の、
「これまでの素晴らしい戦いについて話してあげたいし、
変わらずに信頼しており、能力的にできるメンバー
だと伝えたい」
という部分には、心底共感する。
話しは変わって、
金曜日は、「思春期の子どもをもつ親のための連続講座」の
最終回だ。
思春期の子どもの心や、
彼らに対するときの親としての心がまえなどを、
考え合い、学びあって、
最終回は、
主に「凹んだときのあるもの探し」について
トライしようと思ってる。
子どもが凹んでいる時こそ、
凹みの種に水をやって、
ますます凹ませるんじゃなくて、
その子の普通にできていることや、
それなりにがんばっていることなどに
目を向けようということ。
当たり前にやっていることを
当たり前にしてしまうのはやめよう
ということをやる。
もちろん、親がそういう姿勢でいても、
子どもにも凹む権利があるし、
すっごく落ち込むことが
悪いことばかりではないって分かっている。
でも、人間ってのは、
防衛本能があり、
生き延びるためにどうしたらいいか考えるから、
自分自身のダメなところはとことんダメだって思って
しまう傾向をもっている人は多い。
それは時には必要なことだし、
葛藤ないところに成長はないから、
それでいい。
あの日本代表のメンバーだって、
うまくできないと考えすぎてしまうんだ。
ザッケローニ監督は考えすぎている選手たちに
必要なのは、
①休養してプレッシャーから
ある程度の時間解放されることと
②今までよくやってきたことを示すこと
③自分自身の変わらない信頼を伝えること
と考え、それを実行している。
子どもたちなら、なおさら必要だと思う。
凹んでいる時に、
わざわざ他者がもっと凹ませることはない。
そのことにより起こることは、
自分の正当性を示すためのいい訳か、
問題を回避しようとしてスルーするか・・・。
凹むことになった課題そのものに、
どう取り組んでいくかに使いたかった力は、
言い訳や回避に使われることになってしまう場合が多い。
中学校は中間テストが終わって結果が返ってきて、
これから中体連や吹奏楽の大会が始まる。
失敗もあるし、子どもが落ち込むこともあると思う。
そういう時こそ、
凹みの種に水をやってしまい凹みの芽を
育ててしまうのではなく、
ザッケローニ監督のやったことを、
参考にしたいって思う。
でももし、
子どもの失敗にダメだししてしまったら、
そんな自分にした方がいいこともまた、
子どもにしてあげた方がいいことと同じだ。
言い過ぎた自分を責め続けることでもなければ、
「だから私ってだめ」と自分にダメだしし続けるような、
評論家にならなくっていい。
自分にちょっと時間的な余裕を与えたり、
自分の当たり前にやっているようなことを
当たり前にしないでちゃんと認め、
信頼できる誰かにゆっくり話をきいてもらうこと。
それが建設的な循環をうむと思う。
明日ピッチに入場する前、
日本代表のメンバーたちが、
ハイタッチや肩をたたきあったりして、
お互いを励まし合ってる姿が見たいな。
シーンと静まり返り、
一人でモチベーションを高めるのではなく、
お互いを頼りあうように、
お互いへの信頼や、
サッカーができる喜びや、
このメンバーで試合ができる感謝を、
言葉や態度に表してほしいな!
そう思う。
明日が楽しみ。
こわいけど、
めちゃ楽しみ。