果たして自分よ、自分を雇うか? 【2012.01.31 Tuesday 18:47】 |
今日は静岡市の小中学校の スクールカウンセラーと教育相談員、 中学校の教頭が集まり、 スクールカウンセリング事業連絡協議会という 会議があった。 今年度の振り返りと、来年度の方針の説明があり、 その後、各役割に別れて、 分科会が行われ、 5〜6人の班になり、 別室登校の児童生徒に対する対応についての 現状、課題、解決策などについて話し合った。 私も今かかわっている学校の取り組みの、 良い点、改善したい点などについて話し、 他のスクールカウンセラーから、 評価してもらったり、 共通の課題をみつけてもらったりした。 班の中で、理想的なチーム支援ができている スクールカウンセラーの方の話をきき、 私は考えた。 もし、私がある中学校の校長で、 校長裁量でスクールカウンセラーを雇用できるとしたら、 私は私を選ぶか? なぜなら、 恥ずかしながら 他のスクールカウンセラーがやっていたことの中で。 気がついていなかったことがあった。 また、 気づいていたが、日頃の忙しさを理由に、 やってなかったことも 見つけてしまったのだ。 これはいいことだ。 今見つかったのだから、 まだあと今年度は2ヶ月あり、 その間に支援できればそれでいい。 しかし、今まで見過ごしてきたという点で、 果たして私は私を指名するだろうか? と考える。 あ〜、情けない。 情けないことに私は、 自分を自信をもって推薦できない と思った。 班で話しあったことを 再度全体で集まったとき、 数チームが報告した。 私はここでも、 あちゃ〜〜〜(涙)だ。 もちろん、私ができている部分もある。 特に私ができている部分としては、 学校職員と連携をはかる時に、 学校職員の方から話しかけてほしいと待っているより、 自分からいくスタンスだ。 (話しかけてほしいという要望が出ていたが、 私はそれにはびっくりした。 自分の責任でできることだし、 心の教室相談員として学校の現場に入った 当初から、それを要望したことなど 私はないと思う) また、別室に登校してくる子どもたちに対し、 個別のテーマをもって接している。 この辺りはできていた。 しかし、それを先生方と共通のものにしていなかった。 共通理解が何よりも大切な学校の中での支援において、 この一点は大きく、 そうそう、あまりにも大きく、 私は、私を雇うかな?と考えて、 でた答は、保留。 後2ヶ月の働きを見てだ。 カウンセラーとして 目の前のクライアントの悩みを聴く。 聴き、信頼関係を構築し、 共通の目標を設定し、 クライアントに現状を認識してもらい、 必要があれば代替案を提案していくという、 個別の相談の活動は、それなりにやっているつもりだ。 しかし、スクールカウンセラーとしての役割は、 カウンセリングができるだけでは不十分で、 コンサルテーションができなけれなならないのだ。 今日が、今年度最後の日でなくてよかった。 まだまだ2ヶ月の間に挽回できる。 困っている子どもや、 見守る保護者の方、 先生方への応援が、 今まで以上にできる時間がある。 他者と会い、話すことで 自分の良い点、改善点が明確になっていく。 客観的に見直すチャンスは、 他者からもらえることが多い。 今日の会議は、私にとってそういう有意義なものだった。 今日の午後の3時間を活かすぞ。 自信をもって、 私は自分を雇用する! って言い切れるようやってみるよ。 がんばる。 |
author : tanizawa-k
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