『行く年、来る年』〜ingでいいんです。 【2010.12.31 Friday 14:24】 |
我が家のお正月の煮物は筑前煮。 イラストレーターの大橋歩さんが 以前出していた雑誌「Arne」に出ていた 彼女のレシピを元にしている。 かつぶしや干し椎茸を戻した出汁で 野菜を煮ている香り充満の部屋の中、 テレビでは、静岡代表静岡学園が サッカーの試合をしている。 バーニーはストーブの前に陣取り、 家人はソファでうとうと中だ。 2010年。 私はよく人前でお話させてもらった。 保護者の方への、 思春期の子どもたちとのコミュニケーションを考える講演は、 全部で32回行った。 学校の先生方へは16回。 今年は幼稚園の先生から、教頭先生方の集まりと、 対象の幅は以前より広がったように思う。 小学生、中学生の子どもたちには12回。 またアサーティブトレーニングの関係では、 トレーナーとして 3回連続の講座を一回。 対象をしぼった講座を二回。 基礎講座は確か4回担当した。 本は46冊読んだ。 朝倉かすみさんの小説との出会いは大きく、 「自意識」の取り扱いについて、 考えさせられた。 なんだけど、 今年の一冊は角田光代さんの「ひそやかな花園」。 今年は映画を見る時間を惜しんでしまったように 思う。28本しか見ていない。 これがなんとも悔しい。 今年の一本は「キャタピラー」。 今年の私は、 本当にいろいろな講座を受講した。 泊を伴うものを含め、 7つの講座を受講した。 この学びの時間は大きかった。 私はこれまで、 「建設的な生き方~CL」というアメリカで生まれた 人材育成法のインストラクターとカウンセラーの資格を いただいている。 CLの 「目的に向かって、事実を受け止め、 なすべきこそをなす」 という教えは私の基礎を作ってくれている。 誰かとなにかすれ違ったとき、 その人とどうなりたいのかという目的を考えて、 事実 (起こった出来事や自分の感情や、相手そのものなど)は そのまま受け止めて(変えようはせず)、 目的に向かった行動をひとつずつしていく。 これを知って、私の生活は快適になった。 たとえば、 結婚したばかりの頃、 休みの日は家でごろごろしていたい夫が いやでたまらなかったが、 「いい関係でいたい」という目的に向かって、 「ごろごろしていたい」夫をなんとかしようとはせず、 でも、 用事がある時は、 「何時にどこどこにいこう」と言う、 ってことができるようになったのだ。 でも、困ったことが起こった。 それだけだと、 自分の意見や自分の感情は、 いつもいつもおいてけぼりになってしまうのだ。 「ごろごろしていたい」 という夫の意見も大事だけど、 「たまには外でせいせいしたい」 という私の意見も大事にしたい! そんな頃みつけたのが アサーティブネス。 自分の意見や感情を、相手も大切にしながら伝える コミュニケーションのあり方だ。 これを知り、身につけたことも、 私にとって、すごくすごく大きなこと。 今年は、これにプラスして、 TRUE COLORSというものに出会った。 自分の意見や感情を相手を大切にして伝える時、 その相手によって伝わりやすい伝え方があるってことを 教えてくれた。 これを知ることで、 アサーティブネスで深めた 自分の考え方やふるまい方のくせを 一層見直すこともできたし、 相手の考え方やふるまい方を活かす方法を こちらから差し出す気持ちよさもわかった。 また、一人でではなく、 チームで何かをなしとげていく時、 多様な人がいることこそ強みになることも 実感している。 それで、来年は、 もちろん私にとって大切な柱である アサーティブネスをもっともっと深めながらも、 TRUE COLORSも学んでいきたいと、 今のところ考えているんだ。 つまり、 何かの手応えを感じると、 次にやるべき事が見えてきちゃう。 私の一年一年は、 この繰り返しだと、 つくづくと思う。 常に何か足りない感じで、 恥ずかしい。 恥ずかしいが、 常に何かの途中、ing。 これも自分と認めざるをえない。 それが仕事編。 プライベート編では、 きっと家族のことが、 来年のテーマになると思う。 義理の両親は 86歳と84歳になり、 特に義母の中では いろいろなことが起こっている。 CLでいえば 家族が幸せでいるという目的に向かって、 義母の変化や、 私の中に起こる感情、 たとえば面倒くさいや いらいらするなどは受け止めて、 その時その時、 やるべきことをやっていこうと思う。 とはいえ、 自分の意見や感情も大切にして、 学ぶために家を留守にする時は、 夫や家族に、 誠実に、率直に、対等に、依頼をしていくのだ。 アサーティブなふるまいで。 時には、家族のために、 何かをあきらめることもあるかと思うが、 そんな時にも、 決して他者の責任にはしない。 自分で選んで学びをやめて、 その責任は自分におく、つまり アサーティブでありたいな。 また、 家族を構成する一人一人は、 価値観も考え方もふるまい方も違うが、 その違いを活かしていこうと思う。 学んできたファシリテ−トの技術は、 まず、家族の中でこそ使う、 その時にTRUE COLORSは背中を 押してくれると思う。 という訳で、 結局、中途半端な私だけど、 この感じで、 2011年もいきたいんだなあ。 このブログを読んでくださっている皆様。 2010年、お世話になりました。 私の愚痴や私の落ち込みにつき合っていただき、 感謝いたします。ありがとうございました。 来年、2011年も、どうかよろしく お願いいたします。 ぼちぼちと書いていきますね。 さてさて、そんな合間にも、 静岡学園は残り20分で2点リード。 明日はエスパルスが天皇杯の決勝だし、 来年は、静岡、もってるかもしれないなあ。 |
author : tanizawa-k
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