主体的に生きるために必要なこと。 【2010.06.29 Tuesday 13:08】 |
自分の人生のハンドルをしっかりと握り、 自分で自分の行き先を決める・・・ そんなふうに 主体的に生きるために必要なことのひとつに、 自己表現の力があると思う。 他者に誘われても、 何かを強要されても、 なすがままに従ってしまうのではなく、 それは選択肢のひとつとして、 自分で考えて決定をしたいし、 決定したことを、 必要があれば相手に伝えたい。 そのときに、 相手のことも尊重しながら 自分の意思、気持ちを伝えることができたら、 本当に気持ちよく生きられる。 それは主体的に生きることに繋がっていくと思う。 主体的に生きることと、 自己表現はきってもきれないものなのだ。 自己表現を学ぶ場としていろいろな講座があると思うが、 私はアサーティブジャパン認定講師! アサーティブ・トレーニングの講師をしており、 本当に、本当に、この講座をおすすめしたいと思う。 ぜひ多くの方に、トライしていただきたいのだ。 3月の静岡での講座に参加されたある女性には、 「一緒に働く年上の同僚に、 急に仕事をふることをやめてほしい」 という要望があった。 急な依頼では、自分の仕事の都合もあり、 困ってしまうことが多かったそうだ。 2ヶ月ほどたったある日、別の件でお会いしたその女性は、 その後を教えてくれた。 実は、その件だけではなく、 いろいろな面で困ったことがあったんです。 それで、最初に言ってみたのは、 イスのことなんです。 ある日、お客様が事務所に見えたとき、 同僚全員が離席していたのですが、 全員のイスが机に収まっていなくて、 とても恥ずかしい思いをしたんです。 それで、みんなに対して 思い切っていってみたんです。 「お客様がいらしたとき、 いすが収まっていなかったことで、 だらしない会社だと、もし思われてしまったら・・・ ととても恥ずかしかった。 席を立つ時は、 イスを机の中にしっかりとおさめてほしい」と。 そしたら、みんながやってくれるようになったんです。 で、しばらくたって、もうひとつの懸念事項、 シンクの使い方のことを伝えようと、 「大変、言いづらいんですけど、シンクで歯磨きや〜」 と言うと、 「あ〜悪かったね」。 そして 「残ってた?これから気を付けます」 と言ってくれ、 歯磨きやうがいなど、しなくなったんです。 シンクを掃除するのは私で、時々タンが排水溝にあって、 とても嫌だったんですよね。でも、それもなくなった。 同僚が変化してくれたこと、 しかも、 関係が悪くならずに変えてくれたことも嬉しいんですが、 それにもまして、 言えるようなった自分のことが、嬉しいんです。 と教えてくれた。 素敵だなあと思う。 (しかも、ここに書くことを、 了解くださった。ありがとうございます!) 彼女の同僚の方々は、 女性がどのような想いをしているかなんて、 実はしらなかったと思う。 教えてもらったことで、どう行動すればいいかわかった。 しかも、その女性の、 同僚を悪者に扱うのではなく、 その出来事だけにしぼり、 改善してほしい点を伝えることで、 関係は悪くならずに、 事務所の中の人間関係も、 少しずつ風通しがよくなっていく。 しかも、しかも、 女性は自分に対する自信を育んでいく。 あ〜一石三鳥ではないか。 主体的に生きたいと思いながらも、 自己表現の方法を知らずに困っている方がいたら、 ぜひぜひ一緒に学びたいものだ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 次回の静岡での アサーティブトレーニング基礎講座は・・・ 2010年8/28(土)29(日)!!! 場所:グランシップ(静岡県静岡市) 時間:8/28(土)10:00〜17:00 29(日)9:30〜16:30 対象:一般(2日間通して参加できる方) 費用:29,500円 定員:21名 講師: 谷澤久美子(アサーティブジャパン認定講師) お申し込みは→ *尚、このブログ記事は、NPO法人アサーティブジャ パン認定講師である谷澤久美子が個人で書いているものです。このブログ記事に関する全ての責任は谷澤久美子にあります。NPO法人アサーティブジャパンが運営・管理しているウェブサイトではありませんので 予めご了承ください。 |
author : tanizawa-k
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