全部に意味がある。 【2009.12.31 Thursday 18:37】 |
2009年最後の日、 世界中と繋がっている空の下、 日本の、静岡市清水区草薙あたりから 夕暮れ直前に眺めた富士山です。 私の12月31日は毎年お料理デー。 今日も、煮物を煮て、大根なますを作り、 煮豚を3本、黒豆など、 作りました。 今年は大根餅も作ったので、 結局大根一本を千切りにしたのですが、 包丁を動かしながら、 昔から多くの女性たちが、 大みそかに、 今年あったいろいろなことを考えながら、 台所に立ってきたのではないかと思いました。 私も、今年は、多くの会場で 保護者の方向けのお話をいっぱいしたよなあと 思いながら、野菜を刻みました。 それで、数えてみると・・・ 今までは、小中学生の子どもをもつ親御さんが対象でしたが、 今年は、幼稚園の保護者の方へ2回、 高校生の保護者の方への1回含め、全部で18回。 少し、話の幅が広がったかもしれません。 3回連続講座を2回。 またまた素敵な出会いや再会がありました。 アサーティブ関連では、講演、講座を含め 7回。 小学生への授業を12回。 中学生へは10回。 先生方の研修に講師として16回、 かかわりました。 また、今年、私が自分なりによくやったなあと 思うのは、 自分で主催した講座を2回やったことです。 昨年3月には「学校関係者のためのアサーティブ一日研修」。 そしてつい先日「ストレス・マネージメントの一日講座」。 来年は、主催の講座を、5回はやりたいと思うんです。 そして、今年の私は、 よく学びました。 チーム・ビルディングのためのファシリテートについて。 NLPについて。 メンタル・トレーニング。 そしてもちろんアサーティブネスの勉強も続けています。 「学ぶ」ということに関しては、 来年はもっと時間もお金も使うつもりで、 すでにいくつか申し込みを終了しています。 ま、数は、料理が終わってから、 手帳を見つつ数えたのですが、 それでも野菜を刻みながら、 お肉にたこ糸をしばりながら、 今年のいろいろなことを思い出していたのは事実で、 ふと、大晦日の料理の意味とは、 こんな時間を料理する人にプレゼントすることにある! とさえ、思えたのです。 そういえば、 今年は年賀状書きが遅くなってしまいました。 実はまだ終わっていなくて、 なんとか3分の2ほど、今朝ポストにいれました。 で、遅くなったのは、まったく自分の責任なのに、 さすがに、書かねばならない束を見たとき、 「面倒くさ〜い」という気持ちになりました。 ところが、書き始めると、 いろいろなことが頭をめぐります。 この方の個展に、今年は行かなかったなあとか、 この方の娘さんは受験のはずだ、大変だなあとか。 そして私が 「あ〜、○○さんとは、今年会えなかった。 会いたいなあ」と言うと、夫が、ぽつりと、 「会いたい人とは、会う約束しな!」と言うのです。 そうかあ、そうだよなあ。 会いたい人とは、会いたいってちゃんと言わなくちゃ。 そして、そう思った途端に、 年賀状の束を見たときには、 どうしてこの忙しい暮に出すことになっているんだろうと、 考えたことが、 あ〜そうかあ、一年の最後に 出会った人ということを視点に振り返る、 そういう意味もあるんだなあと、 考えが変わったりしたのです。 私のカウンセリングの師匠が、 オセロの最後の駒を置いた途端に、 パタンパタンと色が変わっていくためには、 最初と最後は大事ということを教えてくれましたが、 まさに、年賀状を出すことで、 一年の最初、自分の駒を置き、 最後、年賀状を書くことで、自分の駒で終われそうな、 そんな気がしてきます。 途中、どんな凹むことがあっても、 どんな誤解をされてしまっても、 あるいは誰かを知らないうちに めっちゃ傷つけてしまっていたとしても、 最後は自分の駒をおくのです。 年賀状を書くとは、そういうことなのかも・・・。 そして、料理を終え、 年賀状の目処がつき、 お花も飾りました。 今年読んだ本は、63冊でした。 ベストは「噛みきれない思い」。 見た映画は、33本。 50本という目標クリアならず。 ベストは「ミルク」と「サンシャイン・クリーニング」。 なんといっても、一番の思い出は、 妹に会いにニューヨークにいったこと。 そして、世界中のお金を集めて買い戻したい、 そんな経験も。大切な友だちを亡くしました。 晩ご飯を食べた後、 夫の父と、大分年を取ってきた母について 話しました。 忘れっぽいこともある母を、 そのまま受け止め、 気遣っている父。 以前のようには深い話しができなくなって、 きっとさみしいだろうけど、 そんなことはおくびにも出さずに、 母を思いやる父。 いい夫婦だなあと思います。 そして、 薬とか、どの医者がいいかとか、 そんな話をしたけれど、 私がしたかったのは、 本当はそういうことじゃなくて、 母は、母のままでよくて、 時々忘れても、時々歩くのが下手でも、 その母がよくて、 しっかりなんてしなくてよくて、 歩くがしんどかったら誰かがそばにいけばいいから、 そのままでいい! ってそのことだったんだと、 今、そんなふうに思っているんです。 あ〜、 なんと、いろいろなことがあるのでしょう。 そんな2009年、さようなら!と夫とバーニー。 (本日、散歩のときの彼らです) そして、みなさん、お世話になりました。 来年もよろしくお願いいたします。
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author : tanizawa-k
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