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伏線。

【2020.08.18 Tuesday 16:31

エリッククラプトンの人生を映画化した

「12小節の人生」という映画を見た。

(ありがとう!アップルtv)

 

ひどい過去を、

彼は

映画の中でさらしている。

 

ドラッグにはまり、

次に

アルコール依存症になり、

お酒を飲みながらステージに立ち、

30分で演奏を止めてしまうこともあったし、

観客に

「ちゃんとやれ」

「過去の栄光にしがみつくな」

と野次られたりする。

観客に向かって物を投げ、

時には人種差別的な暴言も吐いてる場面。

 

そういう場面って、

自分の記憶から

なくしたいものじゃないのか。

記憶からは消せなくても、

思い出してオープンにするのは、

心が痛いんじゃないのか。

 

それでも、

実際の映像を使って

よれよれの若い頃の彼が

お酒のボトルを抱いて、

「自殺しないのは、

 酒が飲めなくなるから」

とインタビューに答えるシーンさえある。

 

そんな彼が父親になり、

やっと

「大人になれる」と感じてた矢先、

事故で4歳の息子を亡くす。

旅先のホテルの53階から

転落してしまうのだ。

 

「全てに絶望した」

 

一人になって

お悔やみの手紙の中に

旅にでる前に息子が

自分にあてて書いてくれた手紙を

見つける。

 

「I love you

  I want to see you again

  A kiss

  love

 coner clapton」

 

「シラフで乗り切るのは

 難しいと思った

 でも気がついたんだ

 この悲劇をポジティブなものに

 変える方法がある」

 

それは音楽。

 

9歳の時の彼が、

自分が母と思っていた人が祖母で、

カナダにいると聞いていた姉が

母だと知ってしまう。

その母が一時的に戻ってきた時、

「僕のママになってくれるの?」という

一世一代の質問に

「NO 」と拒絶された時にも、

音楽が彼を救った。

 

親友(ジョージハリスン)の妻パティを愛してしまい

どうにもならなくなった時にも

音楽が支えた。

 

これまでのどんな時も

彼と共にあった音楽。

 

ただそれまでと違うのは、

今回は

(それとともに

 親友の妻とか、

 薬物とかお酒とか、)

 他の建設的ではないものへの依存は

不要だったことだ。

 

そして

 「これから先の人生は

 息子を思いながら生きようと」

 と作った曲が♩tears in heaven

 

その曲を含めたアルバムがグラミー賞など賞を独占。

家族ももち、3人の女の子の父親になり、

それだけではなく、

低所得者のために

薬物とお酒の依存症からの回復のための

施設を作る。100本のギターを手放して。

 

いろいろあった彼だけど、

いろいろあってもいいんだな。

いろいろあっても

いろいろあっただけ

幸せ見つけていけばいいんだな。

 

3人の子供が遊ぶリビングで、

ソファで妻がくつろいでいて、

そんな中でギターをかかえる

最近の彼の姿が映された時に、

そう思った。

 

 

 

 

映画を見ている最中に、

いろんな思い出や感情や考えが

頭の中をぐるぐるとしてたのも

感じてた。

 

夫と武道館のライブに行ったこととか、

 

トラウマと依存の関係のことや、

女性遍歴も、依存だったのか?とか、

 

一番好きな曲は、

Wonderful Tonigh だなあとか、

 

人間関係上の問題は

愛着上の問題が起因しているのか?とか、

もしかすると、

バンドを作っては解散を繰り返したのも、

パティという最も関係してはいけない人に

あれほど執着し、

でも恋人同士になった途端に、

そこまでではなくなったのも、

関係あるのか?とか、

 

クラプトンを好きだった

初恋の人のこととか、

その人と大人になって話した時に、

tears in heaven を聞くと泣いてしまうと

言ってたこととか、

 

そういえば、

最初にクラプトンを聞いたのは、

中高時代の親友のMちゃんちだったな、

Mちゃんのお兄さんが音楽好きで、

彼の部屋からLaylaが聞こえてきたな とか。

 

 

 

Mちゃん・・・

Mちゃんと私を含めた5人が幹事となり、

リモート同期会を開催した。

 

4年ごとに開催してきたがcovid-19で

今年やるはずだった会を来年に延期。

せめてオンラインで会おうと、

5月くらいから準備してきて、

本番が8月15日だった。

集まった26名が、

これまでを振り返り、

今大切にしていることを紹介しあい、

今後どう生きていこうと考えているか、

聞きあった。

 

「ドネイションのため髪を伸ばしている」

「作ることが好きだと気がついた。

 ものづくりにはまっている」

「息子の結婚にあたり、

 息子に親戚のことを伝えなくてはと、

 家系図を書いた」

「結婚した先にある明治時代からのものを

 次の世代までつなげたい」

 

そんなみんなのこれまでとこれからを

うっとり聴きながら

思い出したことがある。

 

「What can I do for you?」

という言葉だ。

当番の日、

英語のミス清水のところに

授業の前に御用聞きに行く時に

言うように指導されてた言葉。

 

「何かできることありますか?」と。

 

 

 

どうしようもなかった時もあった

クラプトンが、

どうしようもない時もあったからこそ

依存症回復センターを作った。


思い出したくない過去、

20歳から25歳くらいの、

だらしなくて、

ごまかしてばかりで、

だめだとわかってて、

だめなことばかりやっていた

あの頃の私の

ひどい日々を、

「伏線」にすることもできる。

 

母親を亡くして、

それでも結婚して外に出て、

罪悪感でいっぱいだった日々も、

 

父親を亡くして、

実家をつぶして、

それでも最小限の迷惑で止めようと

一生懸命だった日々も、

私の

これからの

「伏線」にすることができるなあ。

 

自分のことでいっぱいだった時は、

自分のことを嫌悪していたエリック・クラプトンが、、

家族ができて、

他者のためにできることを見つけて

活動している今は安定してる。

 

30年間アルコールを口にしていないと

記事で知った。

 

 

幼いころにミス清水が教えてくれた

「What can I do for you?」

を実践していくことは、

誰かのために何かをするんだけど、

結果的に

自分の人生を充実させてしまって、

気がついてみたら、

「あのやばい時は

 伏線だったんだ!」ということに

なるんじゃないかなあ。

 

 

 

 

・・・と

だんだんゆるゆるでいきたいのに、

何だか、力が入ってしまった。

 

 

 

ってのも、

本日

8月19日

ついに

私は

還暦だ。

 

 

クラプトンの

枯れて渋いヴォーカルも、

ブルースをベースにした

 奥の方まで届くようなギターも、

今までがあったからこそなんだよな。

聴覚に問題が発覚した後も、

勢力的に音楽活動をしている。

 

 

私も行くぞ〜!

 

カンパ〜い!還暦。

ガンガン行くぞ〜!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

author : tanizawa-k
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【2020.09.23 Wednesday 16:31
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谷澤 久美子
counselor