「捉え方」にひと工夫。 | 今のところではありますが…
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「捉え方」にひと工夫。

【2020.06.08 Monday 11:12

今日は、

イヤな出来事があった時に、

その出来事の捉え方にひと工夫できると、

生活しやすくなるってことについて書きます。

 

 

 

5月の終わりだったと思うけど、

「ボクらの時代」で、

今田耕司さんが、

所属事務所の吉本に対して、

「言いたいことがないとは言わないけど、

 不満がある時、

 山のものとも海のものともわからない自分を

 拾って育ててくれたそのプロセスを考えると、

 不満がなくなる」

的なことを言っていた。

 

 

一般的に人間は

何か出来事があった時、

それに対して

カッとなったり、

嬉しくなったり

悲しくなったりする。

つまり感情が動く。

 

そして時々は

顔が熱くなったり、

涙がでたり、

手汗でやばいことになったりする。

つまり

身体に変化が起こることがある。

 

で、

何か行動を起こす。

文句を言うとか、

お茶を飲むとか、

その場を立ち去るなどだ。

 

 

ただ、

これら一連の反応の前に

出来事に対しての「捉え方」という反応があり、

それがその後に大きな影響を与える。

で、

「捉え方」(認知)と行動は

手当てが出来るってのが

認知行動療法の考え方だ。

 

今回は主に「捉え方」に注目するので

あえてシンプルに書くと、

その出来事をポジティブに捉えられれば

嬉しい楽しい幸せ系な反応をしやすいし、

ネガティブ系だと、

怒り悲しい辛い系な反応になりやすい。

 

 

 

で、先の今田さんの例に戻る。

たとえば今田さんに

給料面かなにかのイヤな出来事があったとする。

・出来事:満足できない金額が提示された

・捉え方:自分を認めない相手が悪い!

・感情:怒り

って感じで、

一瞬は

カチンとくる。

頭の中に不満が充満する。

 

もしそこで、

・行動:吉本の悪口をネットに流す

などとしてしまうと

ネガティブ循環に入ってしまう可能性もある。

そしてどんどん捉え方が

悪い方向に強化されていくと

厄介だ。

 

 

彼がすごいのは、

一周くらいはネガティブでいったとしても

次の周もそのままにしておかないことだ。

 

そのポイントは、

その後に影響を与える「捉え方」を工夫する行動を

している。

 

それが

「山のものとも海のものともわからない自分を

 拾って育ててくれたそのプロセスを考える」

という行動だ。

 

そうなると多分

感情:感謝 

行動:また頑張ろうと自分に言い聞かす

などとなるんじゃないだろうか?

 

(給料に関しては、

 落ち着いている時にちゃんと交渉しよう!)

とか考えることができたら

とても建設的だ。

 

 

 

 

「捉え方」ひとつで、

私たちの生活は

しやすくなったり、

しにくくなったりする。

 

そのことをよく、

前向きに捉えようとか、

ポジティブシンキングとかいい、

それはそれでとっても意味のあることだと思うけど、

出来事直後はなかなか難しいもの。

だから、

後ろ向きに捉えてしまった時や、

ネガティブシンキングの時に、

どうするかという方法を持っておくと、

現実的だと思う。

 

 

というのは、

今まで見聞きした中で、

「こういう環境に育つと

 捉え方が明るくなるだろうなあ」

と感じたものすごく分かりやすい例があるけど、

それは数少ないから。

 

その例は、

車で運転中にラジオ番組の中で

視聴者からのハガキの内容だった。

「私がお皿を割ると、

 昭和生まれの母は

 『あらら〜増えちゃったわね〜』

 というんです。

 一枚からかけらが増えたって感じに

 まるで得したみたいにいうんです。

 大正生まれの祖母がそうだったってことで

 それは母に伝わり、

 平成生まれの私も、娘がお皿を割ると

 『あらら〜増えちゃったわね』

 と言ってます」

 

それ聞いて、私はびっくり。

お皿割ったら

「何してんの!」

とか

「だからしっかり持ちなさいって言ったでしょ」

だ。

 

でも

「こんちくしょう(怒)」で割る時以外は、

ついうっかりだから、

うっかり割ってしまった上に

叱られたりバカにされると、

ミスは怖いものになりがちだ。

 

その延長線上に

ミスはしてはならない。

完璧でないと認めてもらえない。

不完全はダメ

という「捉え方」が考えられる。

 

もちろん

「捉え方」に影響を与えるのは、

育ってきた環境だけではなく、

自分自身の脳の特性もあるし、

性格的なものもあれば、

社会的な文化の影響やら、

いろいろあるわけだ。

 

 

ただ、

この「あらら〜増えちゃったわね〜」

の環境で育てば、

ミスに対する捉え方が

大分軽いんじゃないかと思うんだ。

 

 

 

とはいえ、

一般的に、

こういう環境ってなかなかない。

 

 

だから、

現実的なのは、

一周くらいは

後ろ向きで暗くって、

ネガティブでいっても仕方ないと思ううけど、

それを何周も続けないために、

自分にあった「捉え方」へのひと工夫を、

使えるようにしておけると

いいよなあ。

 

 

 

 

 

今田さんの

「してもらったことを考える」

はその、

とってもとってもいい例なんだと思ったんだ。

 

 

私が得てきたひと工夫の「大きなもの」は、

CL(建設的な生き方)の

 コントロールできることとできないことに分けて考えて、

 コントール出来ないことはありのまま受け止める。

 できることをがんばる

アサーティブ

 自分を大切にしていい

 相手も大切にされるべき一人の人

ロゴセラピー

 その出来事を通して人生が私に

 「さて、どうする?」と問いかけている

 

 

これらは、

学ばないと知らなかった考え方で、

この考え方を知らなければ

私は、

何度もネガティブスパイラルに陥っていたと思う。

そう考えると

学ぶって、

すごいことだと思う。

 

 

 

「大きなもの」。

つまり私の使う基本的な工夫はそれだけど、

日常の中で

「捉え方」に影響を与えるネタは更新している。

 

ここのところ気に入っているのは、

「奇跡のレッスン」のテニス編で見た

大阪なおみ選手の元コーチ、サーシャ氏の言葉だ。

失敗を怖がって実力を出しきれない子どもに、

「勝つか負けるかじゃない。

 勝つか、学ぶかだ」

と言っていた。

 

「勝つか学ぶか」ってすごい。

 

 

また、

苦手なことに挑戦していたり、

仕事に誠実に取り組んでいる方を見ると、

ものすごくインスパイアされる。

 

「面倒くさい」という捉え方が、

「やれることはまだある」と変わったりする。

言葉だけじゃないな。

 

 

 

みんなにも、

きっとそういう工夫があるんだろうな。

みんなの工夫を知りたいな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

author : tanizawa-k
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【2020.07.07 Tuesday 11:12
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谷澤 久美子
counselor