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あの頃、先生に。

【2020.04.15 Wednesday 16:18

あ〜、

高校時代の先生!

いろいろ教え、

影響を与えてくれて

ありがとう!

と、

心から

叫びたい。

(もちろん、小中学校の先生も

 大学の先生もそうなんだけど)

 

ってのは、

古いものを整理していたら、

高校生の頃の私が書いた

読書感想文や作文が出てきて、

それへの先生方のコメントを読んでいたら、

当時の私のことを、

本当にしっかり考えてくれていることが

伝わってきて、

ものすごくものすごく感動してる。

 

生徒は大勢いても、

私の感想文や作文を読み、

コメントを書く時は、

私のことを目一杯考えて、

きっといろいろ悩みながら

コメントしてくれていたんだな

と嬉しくなった。

 

コメントのことを

すっかり忘れてしまっていたけれど、

当時の私は、

多分、

コメントの厳しさや温かさに

心強さを感じていたと思うし、

改めて、

先生方の言葉が、

無意識の中で溜まっていたんだ

と確認できた。

60手前で

ありがたい再確認だ。

 

あの当時の先生方は、

絶対の応援者

(そうだ!指導者というか応援者だ!)、

そういう人がいるってことは、

人が学びながら成長していく過程で

必要なんだ。

 

 

◇高校1年の読書感想文

「戦争と平和を読んで」

 

「先生、戦争と平和をの感想を書く前に

 どうしても「エースをねらえ」の感想を

 書かせて下さい」

とあらすじをまとめたものを書き、

 

「私もひろみみたいに打ち込めるものが

 ほしい。ひろみみたいに何かにかけて

 みたい。私は、自分が情けなくて

 歯がゆくて涙が出てきます。

 なんにでも燃えきれない自分が。

 先生も、やっぱり、父や母のように

 『バカだね。漫画と現実は違うよ』と

 おっしゃいますか?

 私はもうすく高2になります。

 何もしないまま、もう高2になって

 しまいます。

 先生、どうしたらいですか?

 こんなままでいいですか?

 何も打ち込めるものがないままで

 いいのかな?

 すごく泣けてきちゃいます。

 宗方コーチがすごくいい言葉を

 教えてくれました。

 『この一球は絶対無二の一球なり。

  されば身心あげて一打すべし』

 そうだ、私は私に降りかかる

 どんなことも、もう二度とやっては

 こない貴重なこととして一つ一つ

 行動していきたい。

 あ〜興奮してしまいました。

 しかしスッキリしました」

の後「戦争と平和」の感想は5〜6行。

 

 

W先生からのコメント

「自分のありったけを燃やしている

 『ひろみ』を、

 池上さんが涙の出るほど羨ましく

 思っているように、

 池上さんの周囲の人たちも、

 池上さんのことを

 『私もあんなふうに燃えてみたい』

 と思っていることでしょう。

 みんながみんな自分に対して、

 常に不満を抱いているのが『若い』

 ということの一つの要素だと思います。

 『こんなんでいいのかな?』という

 気持ちがなくなった時、

 人は年老いていくのでしょう」

 

 

*あ〜W先生。

「戦争と平和」の感想を

 全く書いてないことを、

 一言も責めず、

 「先生どうしたらいいですか?

  こんなままでいいですか?」

 という思春期の葛藤に、

 心から応えようとしてくれている

 W先生。

 

 コメントに書いてくれたことが、

 正しいとかどうとか、

 その時の私への答えとして効果的とか

 どうとか、

 ではなくって、

 とにかく、私のことを考えて、

 いろいろ思い浮かべて、

 なんとか励まそうとしてくれている。

 ありがたい。

 

 教室でおかし食べてたことを

 見つかって、

 「トイレでガム噛むようなものです」

 と叱られ、

 その例えが近すぎて、

 心の中で吹き出した思い出。

 

 W先生。

 私はおかげさまで、

 「こんなんでいいのか?」と

 ずっと思い続けている気がします。

 あれからこれまで、

 時々は「いいんだ」と肯定し、

 時々は「全然なってない」と

  ダメだししながら生きてます。

 その時々の評価はおいといて、

 「こんなんでいいのか?」と

 考えることは

 ずっとし続けてきました。

 あの時の私が先生のコメントを

 どう受け取ったのかは、

 もはや覚えていないけれど、

 先生が言ってくれたことを

 やり続けたことは事実です。

 先生、私、

  よくやってきましたよね。

 なんとか、やってきました。

 

 

 

◇高校2年の夏休みの宿題

「わたくし」というタイトルの作文。

 

自分のこれまでを振り返った作文は、

3章から成っている。

 

第1章は

生い立ちと小、中学生の時の自分のこと。

「自分の心に嘘をついてばかいた」

と書いている。

親の期待に応えようとしてた自分のことや、

小6の時には

「先生に対してどんな態度をとったらいいか

 常に考えていた。宿題も真面目にやり、

 授業は身を乗り出して受けた。私はそう

 すれば先生に好かれることを確信して

 やっていた」と。

中学生の頃の自分を、

「今度は両親でも先生でもなく、

 みんな、すなわち同学年の友達に

 好かれようとした。

 心の中に誰にでも好かれる人間という

 あるイメージを作り、私はそれを

 演じようとした。そのイメージは

 本当の自分とはかけ離れた存在で

 あったから、隠さねばならなかった。

 そして恐ろしいことに、それらは

 今だからこうして言葉にしているが、

 当時は全て、よくわからないまま

 行っていた。

 私は何度も何度も『もっと自分を

 出して人に接しよう』と決心したが、

 やはり心のどこかに『いい子でいたい』

 みたいな気持ちがあり、

 その頃の日記を読むと、今でも辛く

 なってしまうほど、

 自分を痛めつけている」

と書いている。

ちょっと矛盾してるけれど、

ま、何しろ高校2年の文章なんで。

 

第2章は高校生。

「私は、

 自分自身で自分という人間は

 いい人間だと思い込みたい自分に

 悩んでいる」

と書いている。

 

「他人の悪口を言った夜、私は

 ちっとも眠れない。

 自分を見つめ直してみると、

 反省の気持ちからかというと

 そうでもなく、

 他人の悪口を言ったくらいで

 眠れなくなるほど悩むなんて、

 なんで私はいい人間なんだろうと

 考えている自分に気づく。

 そしてその次に、

 もしかすると、自分はいい人間だと

 思い込もうとして寝られないふりを

 しているのではないかと考えてしまう」

わお!

なんて、教科書通りの

「自己同一性か役割の混乱か」、

エリクソンさんのいう通りの

葛藤してるわ。

 

さらに部活を通しての学び。

中3の時に同級生4人とともに

ミーティングで言いたいことを

思いっ切り言い、

「退部します」とやめた後で、

2か月悩み、

一人戻ることを決意、

受け入れてくれた先輩への感謝が

書かれてる。

先輩が引退した後、

一人で部活を背負う久美子。←物語風

 

「11人いた二つ下の学年の部員たちが

 いろいろな事情でやめ、4人になって

 しまった。

 どんどん小さくなっていくバレー部を

 考え情けなくてたまらなかった。

 電車の中で泣き出したことも、

 帰宅後布団の中でワーワー泣いたこと

 もあった。

 母は『久美子が中3の時に上級生に

 したことと同じことを、久美子は

 されているんだよ。世の中ッて、

 そういうものだよ。だからどんなに

 苦しくても、我慢しないとね』と言って

 励ましてくれた」

 

それから、

当時の久美子はめちゃ頑張ったらしい。

部員の集合が遅くても、一人でコートに

ネットを張ったり、掃除をしたり・・・。

ある日、

「校庭のベンチに一人で座っている時、

 たまらなく惨めで、涙が出そうで、

 私は上を向いた。

 でも、そんなことが全部吹き飛ぶ

 出来事があった。

 顧問の佐藤先生の言葉だ。

 ミーティングの時に

 『みんな、もっと池上の気持ちを

  考えてやれ。誰がこなくても

  一人でも部活をやろうとしている

  池上の気持ちを考えてくれ』」

 

久美子は部活を通し、

「再入部して、辛いことも苦しいことも

 あった。どんなに一生懸命に頑張っても

 報われないこともあると知った。

 しかし同時に良いこともあった。

 何より、思いやってもらえる経験を

 たくさん持つことができた」

 

第3章はまとめ的なこと

「『何をしたら自分にとって一番良いのか』

 より、『何を一番したいか』を大事にしたい。

 シュトルムの『みずうみ』を読んで

 人生にはやり直しがきかないことがある

 と考えてしまったからだ。

 私には家を継がなくてはならない義務が

 あり、それは私にとっては一番良いこと

 だと思う。しかし、私にはやりたいことが

 あるのだ」

で、夢について語ってる。

 

 

 

って作文に、

U先生のコメント。←例のあの赤ぺンで

 

「念のため

 1・両親の跡を継ぐ義務はあなたには

   ありません。妹さんと二人で、

   親が困らないように面倒をみる

   義務はあります

 2・あなたのようにひたむきで

   純朴な人が、なぜ、私からみると

   うわつているような

   (失言でしょうがユルシテ)

   夢を持つのか、もう少し知りたい

 3・「福島屋」というお店を

   (冷静に判断して)つくり上げることが

   あなた一代でできるか?それを継ぐ

   メリットを納得できていない。

   このメリットを無視するところがまた、

   池上さんの良ところなんだとも

   思えるのだが

 4・私は、世の中、好かれるも嫌われるも

   半々だと思う。私は私なりに、一見

   テキトウ風に内心ずるがしこく計算して

   教師をしているが、

   私を受け入れてくれる者50%、私を

   拒絶する者50%で普通と思っている。

   むしろ嫌われる要素が強いので、

   上出来だと思いたいなあ

 5・人生にやり直しはきくのです。

   ただし、若くないと人間はダメだと

   思っている人はやり直しできません」

 

 

*U先生は

 いろいろな視点から

 私に考えるヒントを与えてくれている。

 それが、今読むと分かる。

 耳が痛いことも、

 私を認める言葉も、

 先生自身のことまで書いて、

 なんとか、

 私の考えが広がるように導びこうと

 試みてくれている。

 

 U先生、私は、

 商売の後継にはしくじりました。

 (うわついている)夢も

 途中であきらめました。挫折です。

 池上家の後継も、

 お墓を守るだけで、

 父と母の面倒を見たと

 いえたのかどうかも疑問です。

 しかし、

 好かれる嫌われる問題、

 つまり自分との関係や

 他者との関係を上手に作ることは、

 その後も私のテーマになりました。

 今、カウンセラーと、

 コミュニケーションの講師を

 しています。

 考えてみえば、

 (うわついた)夢への希望を

 訴えながら、私は、あの頃から

 着実に今に矢印を向けていたの

 かもしれませんね。

 ちなみに

 「若くないと人間はダメだ」とか、

 一ミリも考えていません。

 そのことは、

 ちょっともずれたことがなく、

 それは先生のこのコメントが

 ずっと私の中に

 あったのかもしれませんね。

 先生は私の中に、いくつもの

 芽を見つけてくれた。

 今回、コメントを読んで

 そう考えました。

 

 

 

 

 

ところで・・・

実は、中学高校の時の日記も

出てきてしまった。

 

 

中学3年の11月18日。

 

久美子は、帰宅して、

カバンを開けてびっくり。

それは友だちのカバン。

なんと、友だちのカバンを持って帰って

きてしまっている。

あ”〜

私って〜〜〜〜。

 

 

 

というわけで

stay home のおまけのような

午前中でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

author : tanizawa-k
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【2020.06.05 Friday 16:18
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谷澤 久美子
counselor