2週間への責任 | 今のところではありますが…
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2週間への責任

【2020.03.13 Friday 09:23

静岡市は16日から小中学校が再開する。

この休業の期間も、

私は普通に学校に行き、

仕事をしていた。

 

ほとんどが保護者の話を聞き、

相談を受ける仕事。

子どもが望めば面接をすることが可能で、

そういう機会も3ケースあった。

3人とも、外出はほぼせず、

ほとほと退屈していた。

 

ニュースなどでは

自粛に伴う経済の心配がされている。

私自身も、この間、

一度東京での仕事に新幹線を使ったが、

一両に9人しか乗車しておらず、

東京駅は大分静かで、

毎回並ぶパン屋さんはお客が誰もおらず・・・

という状況に、

びびった。

大丈夫か?

 

だが、ここへ来てのなんとなく

気持ちがざわざわっとするのは、

そうやって経済的なことばかりに

気持ちが動く自分自身にだ。

 

確かに内定を取り消された大学生は

途方に暮れていると思うし、

株価は深刻だし、

給食への納入業者の方々は死活問題だろう。

ひとり親家庭の収入減は

なんとかしなくてはならない。

 

ただそれら、

目に見える問題には、

対策を取りやすいし、

手は打たれつつある。

(不十分とは思うけど)

 

 

でも2週間以上休んだ子どもの学力や、

体づくりや、

精神的な成長に対する

手当はどうなるのか?

という話だ。

 

それらは目に見えないからか、

心配する声は

ニュースからは

あまり聞こえない。

問題にされにくい。

 

 

 

先生方は、

学期末の2週間だからこそできる教育を

考えていたはずだ。

各教科のその学年のまとめをどう工夫して、

子どもたちに何を学んで欲しいのか?

考えていたはずだ。

 

いつもの年なら、

中学3年生は卒業式の練習とともに、

校内の清掃などをしていた。

新聞紙で拭かれ磨かれ

カウンセリングルームの窓はピカピカになる。

小学6年生も家族への「感謝」の手紙などを書く。

 

小学一年生は

入学当初に短冊に書いた自分の名前と、

約1年後に書いた名前の短冊を並べ、

廊下の壁に掲示したりしていた。

最後の参観会に参加された保護者の方は、

我が子の成長ぶりが

どんなに誇らしかっただろうか。

 

 

どの学年であっても、

心を落ち着かせて

一年を振り返り、

自分の成長を確かめ、

明日への反省点を言語化する

大切な時間。

 

それがなくなってしまっても、

問題ないのだろうか。

 

それらを考慮しても

感染拡大を防ぐをことを優先し、

今のところ、効果的だったようだ。

ただ、

子どもたちに対する

本来与えられる教育をしなかった責任は、

どう負ったらよいのだろう。

 

逆に、

もし2週間の学校生活がなくても問題ないのなら、

文部科学省が決めている総授業時間数って何なのか?

って話になるのでないか。

 

さらに

これから突きつけられることの一つに、

教育に携わる人たちは、

「学校とは?」という問いに対する

自らの答を深めていかねばならない

ってことがあると思う。

 

 

今後考えられることとして、

今まで以上に、

学校へのモチベーションは

失われると思うから。

 

不登校の児童生徒数

(2019年11月に発表された2018年度の統計)は

小学生が4万4,841人(前年度3万5,032人)、

中学生11万9,687人(同10万8,999人)、

高校生5万2,723人(同4万9,643人)、

年々増えている。

その上に、

だ。

 

 

子どもたちの中にも、

保護者の中にも、

「別に学校の中で集団で勉強しなくたって、

 家でリモートで勉強するのもありだな」

って、

今回わかってしまった方は多いと思う。

 

「卒業式って、絶対必要なものって

 わけでもないんだな」

って考えも、

いよいよ表で話しあえる事柄になるのでは?

そうなると、

じゃ、体育祭の総練習は?修了式は?

ということも考えられる。

 

学校って何なのか?

 

多様な家庭の中で育った

多様な子どもを、

同じ年齢で一つの集団にして

同じことを一斉に学ばせる、、、

ということで

本当にこれからもいくのか?

 

 

論点が整理できないまま

経済対策だけで本当によいのか?

というこから

だらだら考えたことを書いてしまって

大混乱中だが、

 

「学校って何?」

「何を学んでもらうところ?」

「それは学校じゃなくちゃダメ?」

「集団じゃないと学べないの?」

「なぜ同じ年齢の集団?」

「行事って何のため?

 宿題って何のため?

 テストって何のため?」

 

この2週間を

これからに生かすための

大人の責任は、

それを考えることではないか。

 

混乱しながらも、

考えないと!だな・・・

 

 

〜なんて、

冷たい雨の土曜日だ。

 

春休みに読む本、揃った。

 

 

 

 

 

 

 

author : tanizawa-k
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【2020.07.07 Tuesday 09:23
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谷澤 久美子
counselor