シンパシーとエンパシーとコンパッション! | 今のところではありますが…
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シンパシーとエンパシーとコンパッション!

【2019.08.01 Thursday 17:46

以前から

「シンパシー」と

「エンパシー」の違いについて

わかったようなわからないような感じだ。

 

両方とも「共感」のようなイメージを表す言葉だけれど、

私はこれまで、

「シンパシー」には、

「あなたが感じているように私も感じる」

という意味を背景に使っていて、

「エンパシー」には、

「あなたはこう感じていると私は考える」

という意味で、

一旦はわかったような気になって使っていたと思う。

 

そこへきて、

「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとイエロー」だ!

 

この本がすごい。

イギリスのブライトンという都市に住む

中学生の息子の葛藤と成長を母親(日本人)が描いている本。

(父親はアイルランド人)

息子はカトリックの名門小学校から

地元の公立・元底辺中学校に入学し、

人種差別丸出しで後にいじめの対象となる友だちや

ジャンダーに悩む友だち、

ものすごい格差の間で揺れる友だちの中で

時には

アイデンティティに悩みながらの毎日を送ってる。

 

そんな彼の

「シティズンシップ・エデュケーション」という科目の

期末試験の最初の問題が

「エンパシーとは何か」という問題だというのだ。

 

そして彼の書いた答が

「誰かの靴を履いてみること」

 

もう、びっくりした。

 

「誰かの靴を履いてみること」かあ。

 

息子の説明がすごい。

「EU離脱や、テロリズムの問題や

 世界中で起きているいろいろな混乱を

 僕らが乗り越えていくには、

 自分とは違う立場の人々や、

 自分とは違う意見を持つ人々の気持ちを

 想像してみることが大事なんだって。

 つまり、他人の靴を履いてみること。

 これからは『エンパシーの時代』って

 先生がホワイトボードにでっかく

 書いたから、これは試験に出るなって

 ピンときた」

 

私は時々、「相手の立場になる訓練」として、

全く考えの違う人に共感してみることがある。

それを「エア共感」と呼ぼう。

 

相手は、

例えば

「別室登校を許さない」という学校関係者で設定して

エア共感。

「そうですか。

 それほど、集団の中で学ぶってことを

 大事にされているんですね」

などという感じ。

 

あ〜でもそれはめちゃ表面的だ。

その人の靴を履けるのか?私。

 

トランプさんの靴を履けるか?

つまり、考えを理解しようと

努めることができるのか?

あ〜それはかなりの難題。

リタイアだ。

・・・

っと、それは置いといて。

 

 

続いて、シンパシーとの違いが書かれている。

「オックスフォード英英辞典のサイトによると

 シンパシーは

 1誰かをかわいそうだと思う感情

  誰かの問題を理解して気にかけていることを

  示すこと

 2ある考え、理念、組織などへの支持や同意を

  示す行為

 3同じような意見や関心を持っている人々の間の

  友情や理解

 

 エンパシーは

  他人の感情や経験などを理解する能力」

 

つまり、エンパシーは「能力」と。

 

ケンブリッジ英英辞典のサイトに行くと

「エンパシーの意味は

『自分がその人の立場だったらどうだろうと

 想像することによって誰かの感情や経験を

 分かち合う能力』と書かれている」

のだそうだ。

 

つまり、どうやら、

シンパシーは自然に湧いてくる感情で、

エンパシーは、自分とは違う考えの人が

 何を考え感じているか想像する、

 つまりは努力を要すること。

 

この本の中では

「シンパシーを感情的状態、

 エンパシーは知的作業と

 いえるかもしれない」

と書かれている。

 

なんか、めちゃ納得だ。

こう説明されると、

私の「エア共感」での訓練は

あながち間違ったものじゃないかも。

 

 

と一旦落ち着いたところに

「スタンフォード式

 最高のリーダーシップ」という本。

 

この本は、なんとなんと

「アサーティブ」がキーワード。

アサーティブなリーダーというあり方や、

具体的には何をどうすることなのかが

書かれている。

 

この中にも「共感」がテーマの部分があって、

今度は

「コンパション」という言葉が登場だ。

 

昨年くらいから

「セルフ・コンパッション」系の本を

2冊読んでいて、

そこでは「コンパッション」を

「慈悲」という言葉で説明していたので、

それをそのまま受け入れて

何の疑問も持たずにいた。

 

しかし、

この「スタンフォード式〜」という本の中では

「コンパッション」を「共感」と訳している。

 

「心理学でいう『コンパッション』は、

 他者の感情を感じているが、

 客観的でいられる状態を指す。

 客観的だから、行動を起こすことが

 できる。

 一方『エンパシー』は他者の感情を感じると

 自分も同じ気持ちになる。同じ気持ちに

 なってるだけだから、行動には移せない」

 

えええ?

それ「シンパシー」じゃないの?

 

説明は続く。

例えばチームの若手が失敗した後、

「コンパッション型の共感を示すリーダであれば、

 『君が落ち込むのはわかるよ』とその気持ちに

 共感しつつも、一線を引いて客観的になり

 『今回の原因はここにある。

  次はこうしたらどうだろう?』と

 リカバリー方法を提示できる。

 いっぽうエンパシー型の共感をするリーダーは、

 『君が落ち込むのは、よくわかる』と

 一緒になって落ち込むだけで終わる」

と。

 

いやあ

混乱するわ。参ったなあ。

 

 

・・・

あ〜こういうのが、

私は楽しいんだよなあ。

こういう

しちめんどくさいことを

ごちゃごちゃと考えて、

ひねくり回した後で、

自分なりの納得を見つけた時に、

達成感があるんだよなあ。

 

 

 

混乱した後、

今のところの私の解釈は、

 

失敗した若手の気持ちを

自然にわかってしまって

「そりゃ落ち込むよね」が

シンパシー。

 

エンパシーは、

自分はそのぐらいでは

落ち込まないのだけれど、

この若手のことを理解しようと想像し、

「落ち込むの、わかるよ」

という感じなのかな?

 

コンパションは、

「その上で、どうしようか・・・

まで提案できること。

 

 

 

 

 

 

 

 

ま、こんなことができるのも、

読書の時間がまとめて取れるからだ。

ありがたい。

昨年の夏休みは国家試験を控えて、

読書をめちゃくちゃ我慢した。

その反動で、今年の夏は↓

 

あと7冊、用意できてる。

 

 

来週は毎日

いろいろなところにおじゃまして研修講師の仕事をする。

レジュメもパワポも、ほぼほぼできた。

 

じゃ、

「さよなら!ハラスメント」いきます!

 

 

author : tanizawa-k
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【2019.08.19 Monday 17:46
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谷澤 久美子
counselor