「〜しないで」は相手任せ。 | 今のところではありますが…
<< 受け入れる方も。 | main | できるだけ具体的に! >>
「〜しないで」は相手任せ。

【2018.03.26 Monday 13:07

最近めっきり減ったのが

公共な場で

「トイレを汚さないで」

とか

「廊下は走らないで」

など、

「〜しないで」系の張り紙だ。

 

「きれいに使っていただき

 ありがとうございます」

 (こういう仮定の感謝は

  遠まわしのコントロールを感じ、

  私はちょっと居心地悪い)

とか

「廊下は右側を歩きましょう」

などになっている。

 

小学校の下駄箱のあたりに

靴をきちんと揃えて入れてある写真を

貼ってある学校も増えてる。

 

『〜〜しないで」だけでは

それをしないほうがいい事はわかるが、

「では、どうしたらいいか」は

分かりにくいからだ。

 

これは脳科学の研究からの

アイディアだし、

ユニバーサルデザインの視点からも

広まっているんだと思う。

 

例えば・・・

 

・「騒がないで!」

「○分まで静かに本を読んでいよう」

 

・「質問ばっかりしてこないで」

「質問に来る時は、必ずメモをとって」

とか

「質問に来る時は

 自分はこう考えるけど、

 これでいいですか?と

 というように自分の考えも

 一緒に教えてね」

とか

「質問は、

 1日1回(午後1時から2時の間)

 にまとめてね」

などなど。

 

 

 

そして、

これはアサーティブの視点でも

説明することができる。

 

例えば

私は昔、夫に対して、心の中で

「不機嫌はやめて」

と思っていた。

(今はほとんどないが、

 以前彼は

 不機嫌に黙りこむことも

 あった)

 

その頃、

彼に言うとしたら

どう言えばアサーティブか?と考えて、

「不機嫌やめて」は

「率直」じゃないと思った。

 

「不機嫌はやめて」くれたとしても、

そのかわりに

「どういう態度をとるか」は

彼に察して欲しいということになる。

 

奥にある、

自分の本当の望みは隠して、

相手に

それを察して動いて欲しいというのは、

相手任せ、

相手依存なんだと思う。

それはアサーティブな態度とは

いえないな。

 

私のその時の

「不機嫌はやめて」の奥にある望みは、

「穏やかに過ごしたい」だった。

ただ、

頑張って機嫌よくしてもらっての「穏やか」も

本望ではない。

私は無理して欲しいわけじゃない。

 

そんなふうに

自分の中にある考えや感情を考えて、

自分に嘘をつかずに

具体的にお願いするとしたら、

「私が話しかけても答える気分じゃない時は 

 今は無理って、できたら言葉で言ってほしい。

 でも話してもいい状態になったら、

 教えて欲しい」

 

これだったら、少しは

相手を尊重した伝え方になるのではないか

と考えたものだ。

 

 

 

ただ、

それは言わないで終わった。

 

だって、

アサーティブで「権利」の考え方を知って

彼にも不機嫌でいる権利があるって

わかったから。

 

で、彼の「不機嫌」に

私が注目しなくなったら、

なんだか

そういうことは少なくなっていったから。

 

今になって考えると、

彼が不機嫌だったんじゃなくって、

私が彼の不機嫌に注目していた

だけだったのかも・・・

と考える。

(・・・と話が逸れてすみません)

 

 

 

とにかく

否定形でお願いや指示をするよりも、

「こうして欲しい」で伝えた方がいいケースは、

いっぱいありそうだ。

 

 

 

 

 

 

先週土日で開催した

アサーティブトレーニング基礎編は、

そんなことも含めた

いろいろな学びがあった。

 

参加者、スタッフ含め18名。

背景も参加動機も多様な方々での学び合い。

 

今回の講座での

フィードバックシートから〜

(オープンOKの方のものを

 谷澤がまとめました)

 

・もっとも心に残ったことは

 「気持ちを言葉に」。

 ドッカンパターンが多かった私は、

 自分の気持ちの奥に

 本当の気持ちを隠して

 怒りに変換してコミュニケーションを

 とっていたことに改めて気づいた。

 「的を絞る」という点を、しっかり

 身につけたい。気持ちに至る

 事実を端的に言葉にするのは、

 本当に訓練が必要。(よねちゃん)

 

・伝えたいことの整理の仕方が

 大切。そして自己責任を言葉に

 することを実践したい(マリリン)

 

・自分にも相手にも自己表現の権利

 があることを意識したい。

 断るときには長々と伝えることが

 誠意だと思っていたが、シンプルに

 短く伝える方が伝わりやすい。

 練習していきたい(海ちゃん)

 

・遠回しに言うよりも、

 シンプルに伝えることの

 伝わりやすさや、

 そうすることで関係性は悪く

 なりづらいとわかった(T)

 

・「ノー」は相手を拒絶するための

 言葉ではなく、

 自分と相手に誠実に向き合い、

 関係性を築くための言葉なのだと

 わかった(ながちゃん)

 

・「NO」「頼む」のロールプレイは

 本当に疲れた。苦手だし恥ずかしいし、

 苦しい。でもやれた時、何か、光がさした。

 私にとって大金を自分にかけた2日間。

 思い切って出てきてよかった。

 エネルギーが入った。

 コツコツ、自分を信頼し、人を信頼 

 してやっていく。(ぱー子)

 

・ロールプレイをしていく上で、

 自分の中の気持ちや考えが

 まとまっていないために、

 言葉が出なくなることがあると

 わかった(神社)

 

・伝える時の整理の仕方を使って

 伝えたいことの的を絞ることで、

 相手にわかりやすく伝わることを

 知った。また、これまでの自分は

 語尾が曖昧だったことに気づけた

          (Y)

 

・「対等」と「自己責任」がつくづく

 難しいことが心に残った。

 また、課題(伝えたいこと)への

 アプローチを、(自分なりにではなく)

 アサーティブの視点で再構成する方法を

 もっと理解を深めたい(N)

 

・自分のコミュニケーションの癖(率直に

 伝えることが下手、回りくどい)が

 ロールプレイではっきりとわかった。

 ノーと言えない場面がなかなか思いつかなかった

 ことは我ながら驚いたが、ノー言うことと

 相手を拒絶することはイコールではない

 というのは、とても腑に落ちた。

         (とみさん)

 

 

 

次回の静岡でのアサーティブトレーニング基礎編は

8月25日(土)・26日(日)開催

 

2時間で体験する紹介講座は

7月28日(土)に浜松にて

 

基礎編終了した方は、

ぜひ応用編受講のご検討を!

静岡にて、4月21日(土)22日(日)

 

さらに、

基礎編終了した方の練習の場、

アサーティブカフェは

7月7日(土)静岡にて開催

 

*興味を持たれた方は、

 スケジュール抑えといて

 くださいね!

 

 

 

 

↓基礎編受講生のよねちゃんにいただいた

笑い文字のカード。

あ〜温まる💓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

author : tanizawa-k
| アサーティブトレーニング | - |

スポンサーサイト

【2018.08.20 Monday 13:07
author : スポンサードリンク
| - | - |


谷澤 久美子
counselor