「私の物語」→「私たちの物語」 | 今のところではありますが…
<< 熟考。 | main | アマゾンの思う壺 >>
「私の物語」→「私たちの物語」

【2017.08.23 Wednesday 08:55

今朝の「ひよっこ」(NHKの朝の連ドラ)で

ムネオさん(主人公のおじさん)が言った。

「悲しいこと、辛いことは突然やってくる。

 どんなに誠実に生きてても

 悲しいことは降ってくるみたいに

 いきなり起きるんだ。

 でもね、

 悲しいことを救ってくれるのは人だよ。

 人を救うのは人だよ」

良いこと言うわあ、ムネオさん。

 

そして、

悲しいこと、辛いことを、

人に救ってもらいながらでも乗り越えると、

それを乗り越えられた自分に対する信頼度は、

めっちゃアップする。

 

さらに、

助けてくれた人に対する感謝や信頼する気持ちは

増大し、その人との間の関係はとても太くなる。

しょっちゅう会えなくても、

事あるごとに話せなくても、

心の底での繋がりを感じるだけで、

力が湧く。

 

自分に対する信頼度も

助けてくれた人に対する信頼度も、

時間を経ると変化があるけど、

その頃また

何かが起こったりするのが、

生きていくことだと思う。

 

そして

私はそんなことを重ねてきたなあと

つくづくと思う。

その上で

私は、

いよいよ「人間の生きていく力」に

確信を持てている。

 

 

 

昨日、突然、1日ポッと空いて、

気の置けない友達を誘って遊んだ。

5か月ぶりくらいに会えた彼女とは

話すことは山のようにあった。

その中で、彼女の身に最近起きた

突然の出来事を聞き、

どう対応しようか考えている話を聞きながら、

このことも、

彼女は絶対に乗り越える!

って思った。

彼女には近くに住む姉という

心強い存在に相談もしている。

 

一昨々日

久しぶりにラインのやり取りをした

アメリカに住む妹も

はっきりとはわからないが、

転換期を迎えているようだった。

姉としてはすごく心配だけれど、

でもやはり、

妹は必ずなんとかする!って

私はどこか信じてる。

妹も、アメリカで

なんでも話せる友人を

持っている。

 

 

大変さ、しんどさを

誰かに表すことは、

「私の物語」から、

「私たちの物語」への変化を

スタートさせることになる。

 

 

ムネオさんの言葉も、

その前に

「主人公の父親(記憶喪失になってしまってる)」が

将来のことを家族に相談したことから始まり、

彼が一人だけで思い悩んでいても、

「自分の一人の物語」だけど、

それが

「家族の物語」になった。

 

 

 

最近読み終わったのは

「なぜ弱さをみせあえる組織が

 強いのか」

という本。

 

帯に書かれた

「ほとんどのビジネスパーソンが

 『自分の弱さを隠す仕事』に

 多大な労力を費やしてる」

というコピーに惹かれた。

読む前は、

弱み、弱音を吐きあえる組織ということは、

吐いても馬鹿にされず助けてもらえるということか・・・

という想像だったが、

そんなに甘い話ではなかった。

 

どちらかというと、

自分の苦手をさらけ出せ、

それに対策を立てていく環境を

システムとして作っている

組織の実例を交えながら、

そうやって個人が成長していくことが

組織の成長にもつながっていく

ということだった。

 

事例であげられていたある会社の

合言葉のような数式

「痛み➕内省=進歩」

が記憶に残った。

この会社では

「自分の失敗から学ぶことが職務上の義務」

とのことだった。

 

大人になって知る自分の弱みや苦手、

あるいは失敗、

他者からの批判的な指摘は

とてもとても痛い。

痛いけれど、

そこでそのことを見なかったことにするのでも、

流してしまうのでもなく、

受け止めて、

どこに問題があったか、

何をしなかったのか

プラスにするためにした方がいいことは何か

と内省を深め

見つけ出せ、行動できた時、

進化となっていく。

 

そしてその間、

内省はするが、

自分一人で背負うのではなく、

他の方にサポートしてもらってる。

そのサポートを組織でシステムに

しているところがすごい。

 

このことで成長している組織には、

「大人も発達する」という

共通の前提があるのだ。

 

 

 

自分の弱さ、苦手、弱み、弱音を

オープンにできるって、

すごいことなんだと思う。

 

そこから始まるんだと思う。

そこから始め、

人は、

いくつになっても

進化、発達することができる。

「生きていく力」を発揮できる。

 

 

 

 

少し前、

大学3年生の女子が、

乳児遺棄で逮捕されるニュースがあった。

法律を犯してしまった、

確かに悪いことをしてしまったんだけど、

私はこのニュースが切なくてたまらなかった。

一線を越えてしまってから

妊娠判明し、出産、

乳児遺棄まで、

どんなに悩んだかと思う。

どれだけ

苦しくて辛くて困っただろうと思う。

心細かったし、

自分や相手を責め続けたと思う。

気づかれてはまずいという気持ちと

相反して

誰かが気づいてくれたらという期待

もあったかもしれない。

ちょっとでも

「やばい」って言うことができたら、

いいアイディアをもらえたかもしれないけど、

彼女には、

そのハードルはすごく高かったんだろうな。

言えなかったんだよな。

彼女が、

少しこぼせたら・・・

ねえ、実はさ・・・

って言えたら、

って思わずにはいられないけど、

それができていたら十月十日の間に

なんらかの代替案があったんだろう。

(それにしても腹がたつのは、

 相手の男性だ!

 いろいろ事情はあるとは思うけど、

 なぜこういう時に、

 女性だけさらされるのか!!!)

 

<加筆 昨日↑のように書いた後、

 知人とこの件でメールした時、

 知人の言葉

 「彼女の逮捕を知って相手は

  どんな気持ちでいるだろう?」

 にハッとした。

 そうだ、彼も、もしかすると今、

 誰にも言えずに苦しんでいる

 かもしれない。どうしたらいいか

 わからず、自分を責めるだけの

 時間の中にいるのかもしれない。

 安心できる、信頼できる誰かに

 できれば大人に、話せるといいな。

 

 そして、私は自分だけで考えている

 時は考えもしなかったことを、

 知人と「私たちの物語」に

 したことで、狭かった考えを

 広げることができた>

 

彼女が償って、

新しい一歩を歩き出したあと、

かっこいいコトやかわいいモノに「いいね」を

しあうだけではない人間関係が作れると

いいと思う。

弱音が吐きあえたり、

助言しあえたりする存在が出来るといい。

 

「かっこ悪い自分、面倒な自分は隠しておくべき」

などというマインドと、

そのことに対して使う力は、

すっごくエネルギーいるけど、

それで磨くことができるのは

「ごまかす」スキルだけになりがちだ。

本当の力はついていかないって

気がつけるといいな。

 

そうして、

オープンにし、助けを求め、

問題解決に向かって動けば、

彼女も発達するし、

(その相手だって、

 正しい「内省」があれば

 進化の可能性は大いにある)

彼女の中の「生きていく力」は、

ポジティブな方向に発揮できるのでないか。

 

 

 

 

 

「私の物語」を

「私たちの物語」にでき、

反対に、

「あなたの物語」を聞かせてもらえて、

「私たちの物語」にできる。

そんな関係を一つでも作りたい。

どちらかだけだどバランス悪い。

そうしあえる人がいるって、

素敵だと思う。

 

そうしあえる「私」でいるために、

私は、

痛みをそのままにせず、

内省していきたいと思う。

 

助けてって言えて、

助ける行動ができる人間でいたい。

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

妊娠に関しての相談機関の情報が

facebookにアップされてました。

ついでのようだけど、

大切なことだから、

流れてきた情報をそのまま

アップしておきます。

 

<にんしんSOS東京>

【生まれたその日になくなる命だけでなく、

 乳児遺棄によって犯罪者になってしまう

 女性もなくしたい】

乳児遺棄の疑い、20歳女子大学生逮捕 
静岡・牧之原
朝日新聞 2017.8.18

ひとりの女子大生が、
母子手帳の交付も受けず、
医療にかかることなく、
(おそらく)一人きりで出産をし、
嬰児を遺棄した。

報道から今私たちが知ることができるのはこれだけです。

相談する相手がいたのかいなかったのか、
赤ちゃんの父親との関係、
どんな気持ちで妊娠期を過ごしたのか、
変化する身体にどう対処していたのか、
どこでどんなお産をしたのか、
まだわからないことだらけです。

でも、

周りの誰にも言えない、
言っちゃいけない、
そう思う背景がきっとあったはずです。

どうか、
相談する先がいくつもあること、
色々な選択肢があること、
を多くの方に知って欲しい。

そして、
どこかに相談して、
自分の納得できる対応をしてもらえなかったとしても
諦めないでまた別の相談機関に相談して欲しい。

これからのことを一緒に考えてくれる誰かがここにいます。

私たち、にんしんSOS東京は、

「生れたその日になくなる命だけでなく、

乳児遺棄によって犯罪者になってしまう女性

もなくしたい」と強く願います。

今まさに悩んでいる方、

ひとりで悩まず、相談して下さい。
また、周囲に悩んでいる方がいたら、

以下の相談機関を伝えて下さい。

 

■一般社団法人 にんしんSOS東京
https://ninshinsos-tokyo.com/
にんしんにまつわる全ての「困った」、

「どうしよう」に寄り添います

 

■一般社団法人 全国妊娠SOSネットワーク

(全国の相談窓口の一覧があります)
http://zenninnet-sos.org/contact-list

 

■特別養子縁組の相談窓口

一般社団法人 ベアホープ
http://barehope.org/

NPO法人 環の会
http://wa-no-kai.jp/

認定NPO法人 フローレンス
http://engumi.florence.or.jp/

一般社団法人 アクロスジャパン
https://www.acrossjapan.org/

 

■レイプ・性暴力の相談窓口:

NPO法人 レイプクライシスセンター TSUBOMI
http://crisis-center-tsubomi.com/

NPO法人 性暴力救援センター・東京
https://sarc-tokyo.org/

 

■出産費用がない場合の相談窓口:

NPO法人 円ブリオ基金センター
https://www.embryokikin.com/

 

■出生前診断を受け、産むかどうか迷っている方の相談窓口:

NPO法人 親子の未来を支える会
http://www.fab-support.org

 

author : tanizawa-k
| | - |

スポンサーサイト

【2017.09.23 Saturday 08:55
author : スポンサードリンク
| - | - |


谷澤 久美子
counselor