タイ展と、ボクサー村田。 | 今のところではありますが…
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タイ展と、ボクサー村田。

【2017.08.17 Thursday 09:26

夏休みのめちゃめちゃ良かったもの、

2つをメモメモ。

 

東京国立博物館の「タイ展」

これ、仏像がちょっとでも好きって人には

大満足の展覧会だと思う。

 

山手線の電車の中で流してるCMで、

みうらじゅん氏といとうせいこう氏が

「微笑み返し」って言ってるけど、

すごくよくわかった。

タイの仏像は口角が上がっていて、

ちょっと微笑んでる。

挨拶したくなる。

 

タイの仏教は、

上座仏教とのこと。

厳しい修行に耐えたもの、

敬虔な信徒が救われるという教え。

(日本に入ってきた仏教はだいたいが

 大乗仏教というもので、

 お釈迦様がみんなを救ってくれるというものとのこと)

自分で自分を救うべく修行する中での、

あの微笑みかあ・・・。

 

しかも、

説法に歩くために、

一歩足を前に出す遊行像があったり、

横になって寝ている涅槃像があったり、

バラエティ豊かで、楽しい。

 

意識しなくても、

微笑み返ししちゃってるのは、

周りを見ると

私だけじゃなかった。

 

ラーマ2世王作の大扉は5メートル以上ある

大きな扉。

これどうやって持ってきたんだろう?

透し彫りっていうのかな、

たくさんの細かい彫刻が施されていて

圧倒される。

ここだけ撮影OKだったのに、

スマホを持ってなくって、

撮影できず。残念。

 

8月27日(日)まで開催してるとのこと。

 

 

 

録画してあった

「情熱の炎は消えず 村田諒太・激闘の果てに」

をじっくり見る。

 

ボクシングという

殴り合いをする

すごくタフなスポーツの

プロ選手が、

現役真っ最中に

自分の弱みを含む本音や、

それにどう打ち勝っているのかを

語ってくれるのは、

とても貴重だと思う。

 

しかも、彼を支えているものが、

「本(の中の言葉)」。

その中に

ロゴセラピーの創始者フランクルが書いた

「夜と霧」も含まれてた。

 

 

 

このインタビューは

判定負けした

世界王者決定戦の10日後に

行われたとのこと。

 

私が注目したのは、3点。

 

1点目。

アマチュアからプロに転向した当初、

彼が自信を失っていたことだ。

デビュー戦はでノックアウト勝ちしたのに、

その裏でプロならではの恐怖と戦っていたんだそうだ。

「プロになって

 1つの試合に向けての怖さは

 アマチュアの時と段違いになった」

怖さの理由として、

肉体的な面では

グローブが格段に薄くなってパンチの破壊力が増したこと。

ヘッドギアがなくなったこと。

ウンド数は最長で12ラウンドで、

一撃でマットに沈められる恐怖と長時間戦わなければならないこと。

心理面では

金メダリストとしての重圧。

「世間で思われてるだろう

 金メダリストとしての偶像を失う恐怖」

 

彼は

デビュー戦の前に父に電話をして

泣いてしまったんだそうだ。

そして父親は言葉をかける代わり

息子に送った本が、アドラーや

フランクルの

「夜と霧」「それでも人生にイエスと言う」

など。

 

 

今現在、悩み、苦しみ、恐怖がつのっているのなら、

それは今のマインドセットの中のこと。

今のままでは到達できる範囲には限りがある。

別の考え方を手にいれないとダメだってちゃんとわかっていて、

父親からの助言を素直に聞き、

新しいマインドセットを本の中の言葉から得た。

 

 

2点目。

それでもいつもいつも感情に

巻き込まれないわけではない。

でも、その時は、自分の感情を

受容する音を実施してたこと。

 

例えば、やはり眠れない夜はある。

その時は、眠れない自分がダメ、まずいと

否定するのではなく、

「眠れないのは当たり前。

 眠れない今の自分を受容してあげる」

これも、ロゴセラピーでいうところの「自己距離化」

をしていることになる。

自分自身の状態を客観的に捉えること。

 

批判も否定もダメだしもしないで、

 

ほら!プロボクサーもやってる。

疑惑の判定に、文句も言わず、

淡々と受け入れ、

さらに、

この試合を、

「やってみたら

 (自分のボクシングが)結構通用するとわかった。

 そして改善点も見つかった。

 自分の伸びしろ、自分の可能性を発見できた」

試合とまとめてる、

そんな強い精神を持った彼が、

自分を受容する大切さを語っているのが、

心強い。

 

これは、

夏休み中の子どもへの声かけに、

すごくすごく役立つと思う。

宿題をやっていない子に、

「(怒!)さっさとやりなさ〜い」より、

「面倒なのはわかるよ。

 で、

 何時になったらやるの?」

の方が、

多分、子どもの自己受容の力を伸ばしてあげられる。

 

 

 

3点目。

一見、マイナスに見えることを、

プラスに変える力。

だけど、マイナスのことも

大事な経験だと意識できる力。

 

彼はデビューから何試合か、

プロへの恐怖から、

自分のスタイルとは違う

「左ジャブを使って距離を取る」

という方法で戦い、うまくいかなくなった。

その経験のことを、

「世界戦の前で経験しておいてよかった。

 あの経験があったからこそ

 自分のボクシングを取り戻すことができ、

 世界戦では自分のスタイルで戦うこと

 ができた」

と言ってるのだ。

しかも、

デビュー戦直後は、

「あれが精一杯だった」とも。

 

また、今回の試合からの教訓も

ちゃんと口にしてる。

「今までの対戦相手とは違い

 後半から距離をつぶしきた。

 そこに対する自分の対応力のなさ、

 長い距離で強いパンチを出せるけど、

 近い距離での対応力がないといけない。

 それはレベル高い選手と戦って

 初めて気づいた。

 自分自身の成長のために

 非常に良い経験だった。

 

 

なんであの判定なんだ?と恨むのではなく、

この試合、この判定という、

自身のボクシング人生からの問いかけに、

彼は意味を見出していた。

 

あ〜素晴らしいなあ。

かっこいいなあ。

 

 

再び同じ相手と試合をすることになったと

報道があった。

 

会見で彼は相手選手への感謝を話した。
「きれいごとではなく、彼には感謝している。

 デビュー戦は僕にとって

 冒険マッチだったかもしれないけど、

 それ以外は実力さえ出せれば

 勝てる相手との試合だったと思います。

 この前の試合で、初めて強い相手と、

 エンダムと試合しました。

 その試合が今の僕を作ってくれていると思いますし、

 今の僕の位置まで彼が引き上げてくれたと思う。

 次の試合では、

 もっといい試合をして、

 もっと強い僕を見せて、

 彼を超えてもっとその先を見据えたい」

 

なんて、ロゴ的な人なんだ!

 

これからも注目したいなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

author : tanizawa-k
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【2017.11.23 Thursday 09:26
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谷澤 久美子
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