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どれだけ言い聞かせても。

【2017.04.19 Wednesday 15:36

新年度スタートと共に、

これから、

コミュニケーション研修を

いろいろ担当する。

 

講師として「伝える力」の能力を

あげるためのプログラムを提供しているし、

多くの方が欲しているコミュニケーション能力も、

どちらかというと、

「聴く力」より、「伝える力」のように思う。

 

「伝える力」をつける時に、

「アサーティブ・トレーニング」はとても有効で、

なんといっても、

考え方とスキルがすっきりと整理されているのが

手前味噌だが、

本当、良いプログラムだと思う。

 

根性論、例えば

「勇気を出して言葉にしてみよう」とか、

道徳的、例えば

「思いやりを持とう」

などでは

実践しにくいところを、

具体的にしてるところが良いと思う。

 

 

なんだけど、

上手に伝えないと、

参加者が「言う」ことだけに意識的に

なってしまうのが、

ジレンマなのだ。

 

 

私自身が、実際に、

日常の中で

どなたかとコミュニケーションをするとき、

気をつけている点がある。

 

それは、

自分の伝えたいことは、

アサーティブのスキル「整理方法」を

使ってまとめる。

でも、これはまだ言葉に出す前のことだ。

つまり準備。頭の中にメモる。

(時々は、書く)

 

そして、

話しあいを始め、

相手が話しているときは、

相手の言葉、相手の感情、

相手の様子、相手の動き、

そのことに焦点を当てて受け取る。

 

「何を伝えてくれようとしてるのか」

それを理解しようと意識して

「聴く」。

 

もちろん、それを受けて話すときは、

再び、

自分が本当に伝えたいことに

意識的になる。

 

で、相手がそれを受けてくれて

話してくれているときは、

相手中心だ。

 


自分の内側を探って、

本当に伝えたいことは何なのか、

考えまとめることは大事だけれど、

それだけではダメで、

相手中心に受け取る姿勢もないと

相手に安心して話してもらえない。

安心のないところでは、

肝心な話ができないことの方が多い。

 

 

なんだけど、

「伝え方」を学ぶと、

陷りがちな罠がある。

それは、

「伝えたい」ことのみに

集中してしまうことだ。

 

自分の言いたいことを

言い切ろうとしてみたり、

相手の言葉を、

ろくに聞いてないか、

聞いたとしても、

付け入る隙を見つけるために聞いたり。

 

これは注意しないとダメなんだな。

 

 

 

 

ただ、

自分と相手、

どちらも大切にするってことが

本当の意味でできるようになるには、

私にも時間が必要だったと思う。

 

私は昔、

「言えない」と思い込んでいたり、

輪を乱さないためには心にしまっとこうとしたり、

態度で表して悟らせようとしたり、

つまり長い間、

「言わない」ことを選んでいた。

だから

「伝え方」を知ったら嬉しくって、

ついつい「言う」方ばかりに

軸足を置いたと思うんだ。

 

それで、今でも、

ここ一番の自分にとって大切なことや、

余裕がない時などは、

気がつくと

自分の内側ばかり

頭の中でぐるぐると探ってしまっていることもある。

だから

何度でも言い聞かすのだ、

「相手は何を伝えようとしうてくれているのか、

 意識しろ、自分」。

 

 

 

自分の内側を探るのも大事。

相手の背景や意図を汲み取るために、

ちゃんと聴くのも大事。

 

どれだけ言い聞かせても

足りないな。

 

 

 

そんな私なんだけど、

教育雑誌と会報で

対談の依頼を受け、

掲載されたものが、

リリースされた。

 

 

ひとつは、

「静岡県司法書士会 会報

 HO2 (ホーツー)」

で、

「未来を切り開く

 コミュニケーションのチカラ」

と云う特集。

司法書士の方、弁護士の方、私、

そして

コーディネーターの方で

コミュニケーションをテーマに

話している。

 

 

 

もうひとつは

「ファミリス 4月号」の中で

「あなたは大丈夫?

 親同士のコミュニケーション」

という特集。

 

読者からの質問、

例えば

「PTAの会合で反対意見を

 言ったら気まずくなりました。

 上手に反対意見を言う方法はありますか?」

とか、

「子どもの友達の親が

 高額なプレゼントをくれる。

 断りたいんだけど、

 どう言ったかいいですか?」

などに

保護者代表3名の方と共に、

対談方式で一緒に考え、

最後に

「保護者同士の上手な

 コミュニケーションのコツ」

について、

私の言葉をまとめてくれている。

 

 

前者の中で、

弁護士の大澤さんが

「常に省察しながら

 次の行動のあり方を手探りで模索し、

 修正を繰り返していきたい」

と言っている。

心から同意する。

 

失敗しながらでよくって、

それを振りかえりながら

次に生かしていくことが、

コミュニケーションのチカラを

磨いていくことだ。

 

そして振り返る時のポイントを

言語化できていると、

改善点が明確になるので、

何か一つコミュニケーションの方法を

学んでおくといいと思う。

 

 

後者では、

3名の保護者の方々は、

みんなコミュケーション上手だった。

彼らの何気なくやっていることが、

アサーティブなこと、

いっぱいあって、

ステキだなあと思った。

 

自然にできちゃってる人はいいし、

私みたいに、

それこそ泣きながら習得してきた人も、

それはそれでいい歴史のように思う。

ま、ある時、

始めた自分に、拍手だな。

 

 

 

どこかで見かけたら、

どうぞ、

読んでやってくださいませ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

author : tanizawa-k
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【2017.06.24 Saturday 15:36
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谷澤 久美子
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