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意見の「衝突」を、スキルで「対話」に!

【2016.10.06 Thursday 09:33

一昨日だったか、運転中の車の中のラジオから

コミュニケーションの話が流れてきた。

 

「先輩が忙しそうで声をかけられない。

 質問したいことがあるけど、

 邪魔になったらどうしようと考えてしまう」

 

うんうん、わかるわかる。

あるなあと思って聞いていた。

 

しかし、次の瞬間、ちょっと違和感。

 

「だから、先輩に、

『今話しかけてokですよ』

 という印を、なんかの形でしてほしい」

 

・・・言いたいことはとてもよくわかる。

すごくわかる。

 

ただ、自分が話しかけづらいから、

先輩に一手間かけさせるってのは、

私には、納得しがたい。

 

 

「話しかけづらい」

「迷惑かけたら、悪い」

「先輩の仕事の手を止めさせるのは気がひける」

という考えは、

相手(先輩)のことを思う考えや、

仕事を滞らせたくないという考えにプラスして、

 

「空気読めない人とか、

 タイミング悪いなあとか、

 そういう人と評価されるのが嫌」

という自分の側の防衛本能に基づいた考えも

あると思う。

 

自分の評価を下げないために、

相手に変わってもらうってのは、

う〜ん、やはり私は納得できないぞ。

 

 

 

じゃ、どうするか?

 

 

このことに関して二つの面で考えた。

1つ目は、

 

「相手をコントロールしようとするのではなく、

 自分のできることを考えて行動する」こと。

 

 

そして、そこに登場、コミュニケーションの力!

 

 

事前に相談や提案をしておくってのはどうだ?

 

1日のうちで一番忙しい時間帯を

あらかじめ聞いておく

とか、

一応、お声かけしますが、後の方がいい時は、

首振ってください。そしたらまた頃合い見て

お声かけします。何度でもokです。

とか・・・。

その話し合いの中で先輩が、

仕事が滞ると困るから、

okサインでも作る?

って言ってくれたらラッキーだ。

 

 

 

あるグループの勉強会で

アサーティブの練習を行った中で、

「役所などで、

 要件を伝えると、

 お待ちくださいと言われ、

 次の方に最初から説明し、

 それなのにまたお待ちくださいと言われ、

 3度目でまた最初から説明し、

 ようやく要件の担当の方と話せた時など、

 もう、どうすればいいのか!と腹立たしい」

のようなことをシェアしてくださった方がいた。

 

その方に、

それでも自分の側の責任で、

そうならないための行動をするとしたら?

と質問をしたら、

 

「最初に短く要件を伝えるとか、

 それでも『お待ちください』と

 言われたら、

 『電話口に出て下さる方に、

 あなたから要件を伝えておいてください』

 とお願いしておく」

などと上がった。

 

 

相手を責める気持ちになる時あるし、

相手が変わってくれたら!と願わずに

いられない時もあるけど、

それでも、

自分ができることは、

自分の「見方」「態度」を変えることだけ。

 

あ〜

アサーティブって厳しいなあ。

厳しいけれど、

コントロールできないこととできることを分けて、

できないところで

やきもきすることはなくなるから、

物事にスッキリと向かうことはできる。

 

そして、新人の方も、

そういうことを繰り返していきながら、

OJTで

コミュニケーション力をつけていかれるといいなあ。

 

 

 

 

二つ目は

「人間関係を大事にするばかりに

 衝突を避けがちになることは、

 長い目で見ると、問題」ってこと。

 

少し前に読んだネットの記事

「良い人間関係は、衝突することを

 前提にしている」

(安藤裕哉氏)

を思い出したのだ。

 

この記事の中に、以下がある。

 

ある会社の社長との話のこと。

その会社は業績がいい時は、

いいチームワークだったのだけど、

悪くなったら、チームの雰囲気も暗くなった。

このままではよくないと思った社長は

一人一人に「何が問題か」と質問して回った・・・

そのことが書かれている。

 

「で、一人ひとりに時間を作って

 『何が問題か』と聴いて回ったら、

 よくわかった。

 皆が『言いたいことがあるのに、黙っている』

 という状態だった。

 何で直接言わないんだ、と聞くと、

 人間関係を壊したくない、っていうんだよね。

 これ、メチャクチャヤバイと思った。

 つまり、人間関係を壊したくない、

 と思う心が、人間関係を更に悪化させる、

 ってことだ」

そして安藤氏は

「なるほど、と思う。

 嫌われまい、嫌われまいと思うと、

 気に入られようとして

 かえって卑屈になってしまう。

 良い人間関係を生もう、

 いい友達でいようと思うと、

 ビビってしまい、

 かえって心を開くことができない」

と書いている。

 

本当にその通りだなあと思った。

考え方としては、

確かにその通りだと思う。

 

言いたいことを口に出さないことで、

短期的な人間関係は表面上はうまくいく。

しかし

問題は解決しない。

解決しない問題の中にはまっていると、

不満は出てくる。

人間関係のストレスは増す。

そうしているうちに問題は大きくなり、

ハードルはどんどん高くなる。

 

人が二人以上いれば、

問題への考え方も、

解決方法のアイディアも、

代替案も優先順位も

「違い」はあると思う。

一人一人に

それを頭の中で考える権利も、

自分の意見を大切にする権利も、

それを口に出す権利も、ある。

 

だから、

権利の「衝突」は、

人間関係の中で起こりうる。

起こりうるけど、

スキルで、

「衝突」を

「対話」にすることはできると

私は考えてる。

 

しかも、誰か一人が始めることで、

他者に影響を与えていく可能性も

信じてる。

そういう場を見てきた。

 

なので、

良い人間関係は

お互いの意見を聴き合い、対話することを

前提としてる

って考えたいな。

 

安藤氏も、

この記事を通して言いたいことの先には、

「対話」の可能性ってものがあったのではないか?

 

 

ラジオの後輩さんが、

先輩は忙しそう VS 質問する必要がある

を「VS」

にしないで、

 

つまり、どっちを取るか?にしないで、

 

先輩の仕事も大切にしながら、

その上で

自分の質問も大事にする方法を、

「対話」をキーワードに見つけられるといいな。

 

なんてこと、考えてみた。

 

 

 

 

 

 

 

 

author : tanizawa-k
| アサーティブトレーニング | comments(4) |

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【2017.04.21 Friday 09:33
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この記事に関するコメント
拝読していて、あ、私に当てはまると思いました。人のためといいながら自分のため。その裏側の目的を何度気づかぬふりをしてきたことか‥。笑

言い合いとか衝突ってエネルギーをとても使います。関係が近くなるほど増えていくので、方法や相手を間違えたのかな?とも思ってしまいます。
でも今回のブログで、衝突してもいいのかと思えてとても楽になりました。
本当は骨の髄まで理解し合える関係を築きたいのに、私はいつも「良い子」の仮面で逃げてしまうので、自分にも相手にも誠実でいたいです。
| 四季 | 2016/10/06 6:59 PM |
裏側の目的、気がつないようにしてきても、そこにあること、自分にはごまかせませんね。すっごくわかります。ただ、そうやって悩むことが「悩む力がある」とロゴセラピーでは言ったりするんですよ。
衝突、きついです。でも全くわるいものじゃない。衝突があるからこそ、世の中は進化してきたんですよね。
いい子ちゃんやったり、時々いいこの仮面を脱いだりしながら、これからもぼちぼちやってきましょう。
| ◆四季さん←谷澤 | 2016/10/06 8:48 PM |
 対話、話すといっても話す力もいりますが、聴く力もないとできないこと思いました。 
 アサーティブを学んでいたり、カウセラーなどを職業にしていれると、聞くことの重要性を理解していると思います。が、対話といいつつ「喧嘩上等」的な、いわれたら倍にして、打ち負かす勢いの方もいますから・・・。
(聞いているようで、流されてるようなこともありますが・・・)
 分からせよう、理解させようと考えることも、自分のエゴかもしれません。本当に、難しいですね。

 お義父さまのこと、ご冥福をお祈り申し上げます。大変な時に講習を開催してくださり、どうもありがとうございました。前回のBLOGで「さいばん」の話を読み、涙が出ました。自分も子供の頃似た経験があります。が、よーーく考えると、大人になってから「朝礼」「終礼」という名目でほぼ、同じことが連日、職場内で行われており「はっ!!!!」となりました・・・。上司がやること、止められない・・・。このように、大人になっても、いつまでも繰り返されてしまうんですね・・・。
| T | 2016/10/07 5:09 PM |
おっしゃる通り、対話は、聴く力と伝える力が必要ですね。簡単なことではないけど、不可能ではないと、私は思ってます。

「さいばん」のけん、それはお辛い経験でした。
過去に起こったことは変えられませんが、こうして整理していくことで、
折り合いつけられることはありますよね。
また、「朝礼」「終礼」など、現在のことであったら、選択肢をいろいろもって対応できると、少し楽になりそうですね。
とはいえ、これも簡単なことではありませんよね。ただ、希望をもっていきたいです。
| ◆Tさん←谷澤 | 2016/10/08 12:48 PM |
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谷澤 久美子
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