どういう心を持っていたら。 | 今のところではありますが…
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どういう心を持っていたら。

【2016.08.19 Friday 19:49

昨日は、吉田選手の無念を

思いながらの1日だった。

 

この結果に対して

なんとか納得できる物語はないかと

ずっと考えていた。

そして、

ロンドンの前に世界選手権か何かで

一度だけ負けた時、

泣きじゃくる彼女に母親が電話で伝えた、

「あなたは119試合連続で勝ってきた。

 ってことは119人の人が泣いてきた。

 一度くらい負けたからって何!」

という言葉に

励まされた話を思い出した。

 

誰かが勝つ裏には、

負ける人がいるってこと。

 

そうか、

この大舞台で負けを知ったことは、

きっと意味がある。

今までの負けてきた選手の思いや、

オリンピックに出ることさえ

叶わなかった選手たちの思い、

つまり、

勝った人、負けた人、勝負できなかった人、

すべての人の気持ちをわかるために用意された

特別な銀メダルなのではないかと考えて、

ちょっと落ち着いた。

勝ってしまっては、

もしかすると至らなかったところに、

思い至る。

私が落ち着くとか落ち着かないとか

どうでもいいんだけど、

それでも考えずにはいられず、

そこに落ち着いた。

 

この結果によって

金メダルで終わるより、

次の章の吉田選手の幕あけは、

より深く、

より人間の複雑さとともにあるもの

になると思う。

 

それにしても、

一夜明けて

日本時間の19日夜に

テレビに出てきた吉田選手は、

まだまだ悔しさは滲ませながらも、

それでも、

穏やかだったことに

救われた。

 

 

そんなわけで、

多くの方と同じように、

私は

オリンピックに夢中な毎日を送ってる。

 

 

内村選手が

個人選、最後の演技を、

ピタッと止める着地で終えた時、

解説をしてた方が

「どういう心を持っていたら

 こういう状況で

 あのような演技ができるんでしょうか」

と言った。

 

4年間の苦しかった日々の成果を出したい!

たくさんの人の期待に応えたい!

そういう超緊張の中、

それでもその時の最高の演技ができる、

そのために、

どういう心を持っていたらいいのだろう。

 

 

 

吉田選手が、

1日で落ち着きを取り戻した背景には、

どういう心の有り様があったのか。

 

この大会の日本選手の活躍、

とくに、

負けていたところを、

逆転するまで粘れる、

ギリギリの時の心持ち、

あるいは、

絶対に叶わないと思われていた、

例えば男子卓球の中国に対して、

あるいは400mリレーのアメリカに対して、

勝負を挑むその心持ち、

それはどういうメンタルがあったのか。

 

 

3つの視点で考える。

 

 

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功を奏しているのではないか。

 

私は今回、水泳の萩野選手が個人メドレーで

金メダルをとった時のインタビューに

「よし!」と思った。

 

レース中のことについての質問に、

萩野選手は、

「最後の自由形で、隣のコースのカリシュ選手が

 追い上げてきた時、めちゃくちゃ怖かった」

と言ったのだ。

 

隣のコースのカリシュ選手が

追い上げてきた時の気持ちを

「怖い」と頭で言語化できたところが、よかった。

メンタルトレーニングを受けていなかったら、

もしかすると「怖い」と思ってはいけない、

「こなくなんかない」

「怖いと思う自分は甘えてる」

などのように、

感情をないがしろにした可能性がある。

 

ないがしろにしても、

体は「怖さ」を感じてる。

 

それが泳ぎに影響しないとはいえない。

 

重量挙げの三宅選手は

1回め成功、2回め失敗、

絶対に成功させないとならない

3回めまでの間に

何を考えていたかを聞かれ、

「すごく不安だった」と答えていた。

 

湧いてくる気持ちを、無視しなくていいこと。

なかったことにしてしまわないこと。

 

一流のアスリートだって

怖くなるし

緊張するし、

不安になる。

 

そのことをきっちりと理解できるための

トレーニングが功を奏してるのではないか

が1点目。

 

 

 

⊆分のためだけでなく、

誰かのためや何かのために

力を尽くしている。

 

萩野選手が金メダルを取ったあと、

平井コーチは、

「これで、どんなアクシデントにも

 乗り越えられる人間に

 なってくれるんじゃないか」

と言っていた。

 

えええっ?目標は金メダルじゃなかったんだ!

その上の目標というか、

どう生きるかってことに視点を

置いてたってことにビックリ。

 

水谷選手も福原選手も、

もはや卓球界のために踏ん張っていたように

思うし、

吉田選手は「日本選手団の主将」としての

役割を担おうとしていた。

 

それも

最初はその役割を与えられたかもしれないけど、

そのあとに、自分で選択し直して

自分で決めて、

その役割を担おうとしていたように見えた。

 

それは時々プレッシャーにも繋がってしまう。

 

しかし、

その圧が良い方向に影響する方法を

,納蠅貌れていたからこそ、

「自分のために頑張る」だけではでない力が、

発揮されたと思う。

 

 

 

 

 

 

J匹髻超えたんじゃないか。

 

これは以前もここで記事にした

シールズの山田さんの文章

アップする。

 

 

「ロジャー・バニスター。長い間、

 1マイル走を4分以内で走ることは

 不可能とされていた壁を超えた人。

 一人だったらただの奇跡で終わった

 と思う。だけどこの続きが

 私にとってはすごかった。

 ロジャーが4分の壁を超えたあとの

 一年間に37人が4分以内で走りきって、

 翌年には約300人もの選手が

 壁を超えていった。

 不可能って壁は自分が意識的にも、

 無意識的にも思い込んで作ってるもので、

 たった一回でも誰かが可能にしたら、

 今までの思い込みが解ける。

 無理かな?って思った瞬間に、

 目の前に圧倒的な壁が

 出来上がってしまうんだ、って。

 だから私は諦めたくない。

 自分で壁を作って、

 何かのせいにしてその壁の前で

 立ち尽くしてしまう自分を変えるために。」

 

今回のオリンピックに出場した方々も、

「あと何秒!」で逆転した

日本のアスリートが

ロジャーにようになって、

壁を崩していったんじゃないか。

 

最後まで諦めずに良い試合をした、

あるいは勝った

という事実を目の当たりにして、

ギリギリのところに立たされた時に、

アスリートたちに

「できる!」「勝てる」「最後までわからないぞ」

「どうせダメかも」の壁を越えさせたんじゃないか。

 

 

 

 

 

 

 

昨日8月19日。

私は56歳の誕生日だった。

 

そして、めちゃ

そのまんまなんだけど、

オリンピックに刺激を受けて、

頑張ろうと思ってる。

 

無力感も感じることもある、

自分への情けなさを感じることも増えた。

思うようにならない記憶力が、

いやになってしまうこともる。

眠りも浅くなったし、

集中力も、根気強さも、

少しずつ失われているように思う。

 

それでも、

自分にハッパをかける力はある。

 

オリンピックを、

自分の背中を押すきっかけにできるくらいには、

まだまだ柔らかい部分もあるのだ。

 

 

 

 

誕生日に、

吉田選手と

オリンピックのことを

あれやこれや考えながら

お墓参りのために

生まれ育った町に行った。

 

家業の工場があったところは

空き地になっていた。

 

変わってしまった部分もあれば、

変わらない部分もある。

 

まだまだ子供みたいな部分と、

いやなことを棚上げして

目の前の必要があることをやる力を

発揮できることも多くなっている。

 

おぼつかない記憶力を

とにかくメモしてカバーする

知恵みたいものも、

かろうじてある。

 

私自身の

そのまんまの部分と、

成長した部分を、

富士山はそこで見守ってくれている。

 

 

 

私も、

壁を壊す人にはなれなくても、

自分自身の中で

壁を作らずに生きたいと思う。

もしも壁を作ってしまった時には

「制限かけてる」ことに

気づく自分でいたい。

 

感情のことを、もっともっと上手に伝え、

自己表現について学び合う場を

作っていくために、

それらができない理由より、

どうしたらできるかを考えて

やっていこうと思うんだ。

 

それをもう、

自分のためだけじゃなくって、

微力なこの力を待っていてくれる

誰かのために、

何かのために

力を尽くせる56歳にしたいんだよね。

 

 

 

ってわけで

56歳2日目の本日は、

「アサーティブトレーニング基礎編」開催。

自分も相手も大切にする自己表現の方法を

学び合う時間を持った。

明日も続く。

 

出だし好調。

参加してくださる方、

サポートスタッフがいるおかげ。

ありがたい。

 

 

そして、

TOKYOは

還暦なのだ。

楽しみだ。

 

 

 

家人が買ってきてくれたケーキ⬇ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

author : tanizawa-k
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【2020.07.07 Tuesday 19:49
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谷澤 久美子
counselor