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大切にする仕方。

【2016.08.02 Tuesday 18:21

6月に行った小学校での学校保健委員会の

感想が届いた。

 

1〜3年と

4〜6年で分けて行ったのだが、

1年生の感想の中に、

 

「こころのなかで

 きもちがいえるようになるといいこと、

 せかいじゅうのこどもに

 おしえてあげてほしいです」

 

というものがあって、

その文字の拙さと、

大きな依頼のギャップに

なんだか

ジーンとした。

 

 

 

 

1〜3年の授業では

「こころ」ってどこにあると思う?

という問から始めた。

 

胸にもあるね。

ドキドキするもんね。

お腹にもありそう。

心配でお腹痛くなったりする時あるし。

私は今、手のひらにもあるって思ってる。

だって、汗かいてるもん。

ガンバんないと!って思ってるんだと思うよ。

 

3年生に

「心」という漢字を黒板に書いてもらった。

 

「土」とか「山」とか

なんかどっしりしてるけど、

「心」は

形を作るの、バランスとるの、

結構難しいんだよね。

そして柔らかそう。

 

「心」大切にしようね。

 

今日は、

どうやったら「心」を大事にできるかを学びます。

 

 

〜なんて感じでスタートしたと思う。

 

 

参観に来てくれた保護者の方の感想の中に、

「今日の体験を通して、

 (心の中の)もやもやを言葉に当てはめて、

 それを伝える一連の流れができる

 ようになったら、娘も楽だろうし、

 私も娘の気持ちに共感し、楽しさを増し、

 辛さを減らせるとしたら、

 どんなに子育てが楽しめるだろうかと思いました。

 そういう関係を作れるよう努力していきます」

とあった。

 

家の中で、

「そりゃ心配だったね」

「面倒くさいこと、あるよね」

「緊張したんだね」

なんて話す時間が増えたら、

ホントいいと思う。

 

 

 

 

 

4〜6年生への授業では、

めんどくさいコミュニケーションのゲームを

体験してもらい、

それを通して学ぶプログラムだった。

 

ゲームでうまくいかなくて、

泣くのをこらえながら

「紙をぐちゃぐちゃにしたいほど悔しい」と

発言してくれた子がいた。

 

その子のそのつぶやきに注目して、

「この子たちの素直さを大切にしたいという

気持ちを改めて強く感じました」

と感想を書いてくれた先生がいた。

 

 

本当に、感想に、

励まされる。

頑張ろうと思う。

 

 

 

これからも、

表現方法は年代によって工夫したとしても、

「心を大切にする仕方」

を伝え続けたい。

 

 

 

心を大事にするとは、

自分の中で渦巻いている考え(自動思考)や感情を

自分で認識することだ。

 

外に出して言えないことでも、

自分の中に湧いてきた考えや感情を、

自分でキャッチすること。

 

せめて、

自分ぐらいは、

自分の中で起こっていることを

理解しておくこと。

 

 

 

自分の中で起こってることを

ないがしろにしていて、

自分を大切にしているとは言えない。

 

そういう日々を重ねていて、

他者(や他者の考えや感情)を

大切にできるだろうか。

 

もしできたとしたら、

相当な犠牲の上だ。

 

相当な犠牲は、

悲しみや無力感や怒りに

繋がっていくだろう。

だって抑え続けているのだもの。

自分の中で起こっていることを、

まるで起こってないことのように

扱っているのだもの。

 

 

自分に対してさえ

抑え続けた考えや感情は、

それでもそこにあるのだから、

対処されることを求める。

 

出口を探す。

 

そういうことが重ねると、

常に沸点ギリギリでいるような

状態になってしまうだろう。

 

苦しいだろうな。

怖いだろうな。

 

自分の頭の中で言語化することは、

慣れてないと難しいだろうから、

安心できる場で、

誰かに手伝ってもらうといい。

 

 

 

 

心を大切にする仕方とは、

自分の中に湧いた考えや感情を、

頭の中で言語化して承認すること。

 

評価も判断もしないで、

承認することだ。

 

 

 

一人一人が、

自分に対してそれをする。

 

一人でやるのが

難しかったら手伝ってもらう。

 

もし、自分でできるのならば、

今、隣にいる人の

それも助ける。

 

 

そんな小さな流動的な単位が

あちこちに現れること。

 

それを想像すると、

ポッと希望で心が温かくなる。

 

 

 

 

 

その先に起こることは、

もう、

自分の考えや感情を特別に観察しなくても、

自然に承認でき、

だからこそ、

自分のためだけではなく

誰かのために、

何かのために、

行動を選択できる

ってことなんだろうなあ。

 

 

と、

受け取った感想を読みながら、

壮大な思いにふける夜。

 

 

「せかいじゅうに」と

思いを巡らせた

一年生のおかげだな。

 

 

 

 

 

 

 

ランチのお供の本。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

author : tanizawa-k
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【2017.08.21 Monday 18:21
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谷澤 久美子
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