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もしも今、

【2016.03.09 Wednesday 17:24
もし、タイムマシンがあって、
昔に戻れたら、
幼い自分にかけたい声って何?

私は、
良い子でいた自分を
思いっきりねぎらいたいと思う。
そのねぎらう言葉は
「良い子だね」
じゃなくって、
宿題を前にしてる幼い自分に
「めんどくさいって思っていいよ」だし、
テストで思ったような点がとれなかった時に、
「次はがんばるとか言わなくってもいいよ。
 ほんと、悔しいよね」だし、
友達にだるがらみされながらニコニコしてる時に
「はらいのけるって方法もあるよ」
みたいな言葉だ。


そんなことを、

「もしも今
 タイムマシンがあったなら
 幼いわたしを
 助けに行くのに」

という短歌を目にして考えた。
(2月3日付毎日新聞
 山形市 岡崎敏子氏作)

同じ短歌を見ても、人によって
思うことはいろいろだろう。

忘れ物が多かったり、集中が長続きしなくって
しょっちゅう「だらしないね」って
怒られていた人は、
「なんとかなるもんだよ」
って声をかけたいかもしれないし、

友達づくりが上手じゃなくって、
「自分から声をかけないと!」と
自分にはっぱかけつつ悩んでた人は、
「その時に友達がいなくてもまったく
 問題ない」かも。

お稽古事が長続きしないで、
「そんなんじゃ、先行き心配だね」
って小言を言われていた人は、
「いざってなると、
 なんとか続くもんだよ。
 その頃のものはみんな、
 あってなかったんだよ」
かもしれない。


ま、とにかく私は、
幼い私に
「良い子であるとかないとかじゃなく、
 あなたはちゃんと愛されてたよ」
という意味のことを言いたいと思う。


そして私はそのことが背景にあることと、
仕事の上で出会う「良い子をやってきた子」
のことがあるから、
「良い子」という言葉に敏感だ。

「良い子」という言葉というより、
「良い子を求めること」や
「良い子を望まれること」や
「良い子を自分自身に課すこと」などに
過剰に反応するかもしれない。

かもしれない、じゃない。
そこに関しては、譲れない思いがある。


だから、
湯川さん(歌詞)つんくさん(作曲)が
作ってクミコさんが歌ってる
「うまれてきてくれてありがとう」
という子守唄は、
全体を通して冷静に聴けば、
多分すごくいい歌なんだろうけど、
出だしの
「きみはいい子です
 きみはいい子です」
を聴いた段階で、
そんなふうに言われて
良い子を続けないとならない子の
苦しみを思ってしまって、
とっても聴けない。



泣きたい時、
ダダこねたい時、
いらいらをぶつけたい時、
大人から愛されるために、
認めてもらうために、
そういうマイナスの気持ちを
なかったことにして、
麻痺させて、
押し込めて、
否定して、

その上で、
にこにこしたり、
元気なふりや、
普通でいたりして、

そのことで
手がかからない「良い子」とほめらるうちに、
それが当たり前になる。
そうせざるを得なくなる。
それしかできなくなる。

常にそうしてきた子が、
ある日、
どうにもこうにもならなくって出す
SOS。

「これ以上無理」っていう、
命からのメッセージ。

学校の中で、
そういう子といっぱい出会ってきたが、
SOSでメッセージを出せた子は、
ある意味幸せだと思う。

命のどこかで、
この家の中では、
今だったら、
出しても大丈夫って
出せたんだと思う。

周りがそのことに気付けば、
修正できて、
育み直すことができる。


「もしも今
 タイムマシンがあったなら
 幼い私を
 助けに行くのに」
の作者の方に、
私は訊いてみたいなあ。

どれほど辛かったか、
どんなに苦しかったか、
SOSを出せずにいたのか、
どのようにがんばって大人になってきたのか、
その幼い自分を
どんなふうに助けてあげたいのか?



小中学校、高校の活動も、
あと一週間で今年度が終わる。

私はSOSを出してもらえる存在だったか?
出してくれたとして、
その背景のメッセージをちゃんと受け取ったか?
もっと他にやれることはなかったか?

軌道修正に寄与できたか?
育ち直しに貢献的だったか?

あ〜足りない足りない足りないよお。
私なりに精一杯だったけど、
まだまだ足りない気がするぞお。​

気がするじゃだめだから
ちゃんとフィードバックする
まとめの時期に入る。






・・・と言いつつ、
カルには良い子を、ついつい求めちゃう私。
















 
author : tanizawa-k
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【2017.12.01 Friday 17:24
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谷澤 久美子
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